KORANIKATARU

子らに語る時々日記

充実ぶりが狼煙となって立ち昇る

子育てが一段落すれば具体的に何がどうというわけでもないのに無形の負担が激減して、ふと気づけば両の手にはあり余るほどのエネルギー、それがいや増しとなってくればいてもたってもいられなくなる。

外へと向かって伸びて拡がろうとする意欲は押しとどめようがなく、家でおとなしくなどしてられない。
誰だってそうなる。

さあ次は自分の番。
家族のなか最後にとっておいた自身の自己実現に向け、これからは思う存分取り組むことができる。

娘時代とは大違い、円熟味も増してこれからこそが人生本番の大一番。
これだというものがあってこそ、この先の人生をしびれるほどに謳歌ができる。

見渡せばそのような活力あふれる気丈夫な主婦らが近隣周辺にあって、日々奮闘し、その充実ぶりがブログという狼煙となって、あそこにも、ここにも、まっすぐ空へと立ち昇っている様子が見て取れる。

次代経済の主柱となる非物質資本主義の台頭する息吹がここに感じられる。

料理、アート、自己啓発、ファッション、育児、健康、美容、エトセトラエトセトラ、待ってましたとばかりに、聡明な女子力が一気呵成に広範な分野を渉猟し、活動が活動を呼んで様々なジャンルが目覚ましい勢いで切り拓かれていく。

とってつけたようなそこらの衣装をまとうより、意義ある役割を果たせる方が、充実感ではるかに勝る。
誰もがそう感じる。
自尊心の源泉は、自身の中に由来すべきものなのだ。

自分を指名してきたかのように天から降ってきた、まさに天職をしかと握りしめ、ますます快活いきいき発信し、新たな地平へと踏み出していく。

一人に宿った活性が、周囲への人へと伝播していく。
その様は実に壮観である。