KORANIKATARU

子らに語る時々日記

女房と暮らす楽しくあたたかな毎日

ブロアバスに入って、泳いだ後の快適さにひたって思う。

 

その昔、かばんに水着を常備し毎日のように泳いでいた。

当時のわたしにはそれが不可欠だった。

 

ほんとうに昔はたいへんだった。

ひとりで切り盛りしていたから、仕事の負荷と強度はいまと比べ物にならない。

ほっと一息つける水泳の時間が癒やしになってハードな毎日をなんとかしのげたのだと思う。

 

いまやそんなストレス状況は大幅に緩和された。

 

自由度が高くたいていの時間を心穏やかに過ごすことができる。

毎日等身大で仕事に取り組み、夕刻は泳いで、その後で飲むもよし飲まぬもよし。

健やか満たされた暮らしだと言えるだろう。

 

この日、家に帰ると家内が息子たちに送る食料の準備をしていた。

 

神戸へと買い物に出たついで、家内は長田まで足をのばし平壌冷麺へと立ち寄った。

そこで息子らにとって昔なつかしの焼肉丼を2つテイクアウトした。

それを冷凍させて彼らに送るのだという。

 

クール宅急便を使うが要は親鳥がひなにせっせと餌を運ぶのと同じ。

箱を開け大いにはしゃいで餌にぱくつくひな鳥の様子が思い浮かんで微笑ましい。

 

最愛の推しが共通しているから、夫婦の話はいつまで経っても尽きることがない。

楽しく会話して、ふと思った。

世話焼き女房の恩恵にわたしも与ってこのあたたかな日々が成り立っている。

ほんとうにありがたいことである。