夜の11時、いま仕事が終わったと息子からメッセージが届いた。
そこに写真が一枚添えられていた。
先日の日曜日、男4人で野球観戦したとのことだった。
懐かしい顔ぶれにわたしはしばし見入った。
中1の頃から一緒に遊び、しょっちゅううちの家にもやってきた。
それがいまや青年。
西大和で揉まれ鍛えられ、そこで得た逞しさをバネに東京にて更に強靭化の道を突き進み、皆が皆、男っぷりをかなりあげている。
各自立派に育って、なんと喜ばしいことだろう。
息子以外の3人はみな東大出身で、聞けば、一人は最強官庁、一人は外資コンサル、一人は大学院に属しているとのことである。
いやはや大したものである。
今後彼らはますます飛躍するに違いなく、相乗効果で、これまで同様互いを高め合っていくのも確かなことだろう。
この先どうなっていくのか。
勢いある若者の成長軌道を目にすることほど楽しいことはない。
写真を眺めてしみじみ思う。
強く賢いメンバーと出会え、そして生涯にわたって長く連れ立つことになる。
こんな豊かなことはなく、もちろん仲間は写真に映るメンバーに限られず、凄いのがわんさかといて、入れ代わり立ち代わり随所で仲がいいからこれはもう素晴らしいとしか言いようがない。
唯一無二の友人らとの出会いが西大和でもたらされ、受験は団体戦だと皆で励まし合い、各々が持てるベストを尽くして高みを目指したからこそ、互いへの理解が育まれ繋がりはいっそう強固なものとなった。
そういう意味で、彼らにとって西大和への進学は「吉」と出たと言ってよく、やがては「大吉」だったとの結論へと至ることだろう。