KORANIKATARU

子らに語る時々日記

無に身を預けるかのような退行

先週の木曜日と同様。

ジムが休みで、捻挫もまだ完治していないから走れない。

だから仕事後、南森町で軽く飲んで帰ることにした。

 

駅を降り、まずは商店街にある西日本書店で旅行のガイドブックを2冊買い求めた。

 

そのまま歩くとすぐ先にとてもオープンな雰囲気の酒場があったので、深く考えずそこを一軒目にすることにした。

 

ビール大瓶が380円とめちゃくちゃ安く、それが示すとおり席を占める客たちも皆とてもカジュアルな感じの方々であった。

 

軽く会話でも生まれそうな解放感に満ちた場であったが、わたしは匿名の者となって、誰とも口を聞くことなくただ寡黙にそんな空気を楽しんだ。

 

その合間合間に息子とやりとりし、息子とのやりとりが一段落したところで席を立ち、帰りに途中下車してもりもり寿しをこの日の二軒目にすることにした。

 

なぜ寿司を選んだのか自分でも分からない。

無思考のまま、前に来たことがあったからといった理由だけで足がそちらを向いただけのことだった。

 

熱望していた訳でもないので控え目に寿司をつまんで無感動のまま店を後にし、帰り際、お酒が入って頭がバカになっていたのだろう。

まだ足りないと感じ、それでなんとなく目の合ったうどん屋へと立ち寄った。

 

ただ黙々と食べて飲んでまた食べる。

 

楽しいのか何なのかよく分からないが、たまにこうして無に身を預けるような退行も、よりよい明日のため必要なのだろう。

 

来週もまたどこかで同じようなことを繰り返すに違いなく、そして明日がもっとよくなっていく。

2023年10月5日朝

2023年10月5日昼 谷四 ドギャン 高井田中華そば

2023年10月5日夕刻 南森町 サラリーマンのオアシス 大衆酒場とろ鯖

2023年10月5日夜 尼崎キューズモール もりもり寿し

2023年10月5日夜 西宮 うどん たまき