KORANIKATARU

子らに語る時々日記

いきなり山場を乗り越えた

月曜の出だしから気の張る仕事が入っていた。

準備はすでに整っていたから、あとは気合だけ。

 

目的地への道中、一歩一歩踏み出すごとにいつもどおり気合がひとりでに充填されていった。

 

満タンになったところで乗り込んで、これまたいつもどおり、歌って踊るようにわたしはひとりでに喋って首尾よく仕事をやり切った。

 

無事に役目を終えると腹が減る。

昔たまに通ったラーメン屋のことが頭に浮かび、足はひとりでにそこへと向かった。

 

解放感も手伝って、食の煩悩のなすがままわたしは炒飯セットのラーメン大盛りのボタンを押した。

 

幸先のいい滑り出しから、以降も順調に業務をこなしいったん帰宅してから出先での会議に臨んだ。

そこで終業となって、遅い時間になったからどこかで夕飯を済ませるつもりで、帰りの道をぶらりと歩いた。

 

いろいろな店を横目に通り過ぎ、結局、選んだのは以前入ったことのある店だった。

理由はたんに入りやすいから。

 

この選択もひとりでに為されたようなものであるから、あれこれ考えているように見え実は頭の中は空っぽなのだった。

 

心地よい空っぽにビールが沁み入る。

自らをしばしねぎらい、気がついた。

今週の山場はこれで乗り越えた。

 

あとはひとりでにカラダが動いて、週末へとまっしぐら進むだけ。

なんともウキウキとしたような気持ちになって、南森町から電車に乗って帰宅した。

2024年3月4日昼 野田阪神 中華そば ふじい

2024年3月4日 息子に食料発送

2024年3月4日夜 南森町 大衆酒場 とろ鯖