家内に勧められ、久々、プロの手によるマッサージを受けた。 肩に手が置かれただけで、カラダが歓喜し小さく震えた。 さすが家内が太鼓判押すだけのことはある。 そこから背中一面あちこちのツボが押され、あまりに気持ちがよくて声が漏れ出てとろけてしまう…
タコちゃんが台座に鎮座し運ばれてから三十有余年。 ご子息もまた大阪星光体育祭恒例の大井川競争にて台座に陣取ることになった。 二人は瓜二つ。 既視のシーンが時間を超えて夕陽丘の地にて再現されたようなものであった。 その場面を写したワンショットに…
父の日ということもあり、父に会うため実家を訪れた。 途中、いつものとおり上六の近鉄百貨店に寄った。西之門大吟醸、漁場で寿司盛り合わせ、ビバ・ラ・ベジで人気サラダの上位3つを買った。 ときおり吹く風は涼しいが、日が差すと夏も同然。15分も歩くと…
家内が長男のための肉を焼く間、わたしは武庫川を走った。 空は分厚い雲に覆われ、大荒れの天気を予兆するかのように冷たい風がときおり強く地を舞った。 川の水や樹木の匂いが撹拌されて走る分には爽快であったが、雨が降り出した場合には激しくなるに違い…
週末は西日本、東日本ともに大雨に警戒が必要。 そんなニュースが流れその前兆だろうか、夕刻、降ったり上がったりといった小雨模様となった。 傘を差し谷九から北へ五分。 さすが人気店、この夜も真みやは満席だった。 カウンター席に座って待つこと五分。 …
先ごろ全面開通となったおおさか東線にはじめて乗った。 降りた駅は、城北公園通。 以前、ここら界隈は陸の孤島とも言うべき地であった。 クルマに頼るほかなかったので、電車が通ってほんとうに便利になった。 午後8時に打ち合わせを終え、おおさか東線、…
帰宅すると家内の機嫌がすこぶるいい。 それもそのはず。 阿倍野の足長おじさんことドクター・オクトパスから牛長の松阪牛が送られてきて、家内の友人からは産地とれ立ての新鮮なトマトとトウモロコシがどっさり届けられた。 fleshとfresh。 足の長い方がl、…
上六の近鉄百貨店に立ち寄って柿安で惣菜を買い、この日の日本酒として獺祭を選んだ。 夕刻、実家。 まだ明るいうちから父と飲む。 テーブルで差し向かい。 話題はほぼすべて家族のこと。 前日の昼、たまたま近くを通りかかったので、わたしはとびこめの寿司…
ジムで走って風呂屋に寄った。 筋骨隆々で真っ黒に日焼けした若者がいた。 洗い場で隣り合い、わたしが流した泡などが彼の足元に流れわたしはちょっと気遣うが、彼はまったく意に介す様子がない。 他人の泡が流れてくれば、わたしならすぐに足を上げ避けるの…
日曜の朝7時。 リビングでコーヒーだけを飲み、急用があったのでクルマで出かけた。 用事を済ませると昼。 帰途、風月桃谷店の近くを通りかかったのでおみやげとして風月焼三枚をテイクアウトした。 高速に乗るため勝山通りから谷町筋を右折しようとすると…
隣は家内。 ときおり小雨がまじる曇り空。 空気が凛と透き通ってやや肌寒く、ずっと暑い日が続いていたのでこの感覚が懐かしい。 ハイハイタウンの地下駐車場にクルマを停め、3階にある天山閣に向かった。 昔ながらの風情があって名店としての風格も霞むこ…
前線上の低気圧が上空を通過し朝から大雨に見舞われた。 一日の先行きが危ぶまれたが昼を前に傘も要らぬような小降りになった。 向かうは河内磐船。 今月下旬から交野市の松吉医院では栄養士さんによる食事指導が始まる。 とても感じよく可愛らしい栄養士さ…
帰宅して夕刻、さっと着替えて武庫川を走った。 まだ陽は高く直射を受けて熱せられ汗がどっと噴き出すが、これがなんとも心地いい。 川を渡る夕風に木々がそよいでわたしもそよぎ、まるで背が押されたみたいに加速する。 ちょうど一時間走ってシャワーを浴び…
回を重ねるごと敷居が低くなりいまやバリアフリー。 この夜も立花の正宗屋に寄って宵の口を過ごした。 カバンに入れてあった読み残しの朝日新聞夕刊が今夜のお供。 ぼんやり眺めつつまずはイカとタイの刺身からはじめた。 ペラペラめくれば読み飛ばして終い…
風呂屋から駅に向かう道の途中にお酒の自販機がある。 通りかかったときにアサヒスーパードライの350ml缶を買ってみたことがあった。 ほどよく冷え、取り出し口めがけて転がり落ちる際の回転数が絶妙なのだろう、クリーミーに泡立ってとても美味しい。 わた…