KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

充実ぶりが狼煙となって立ち昇る

子育てが一段落すれば具体的に何がどうというわけでもないのに無形の負担が激減して、ふと気づけば両の手にはあり余るほどのエネルギー、それがいや増しとなってくればいてもたってもいられなくなる。外へと向かって伸びて拡がろうとする意欲は押しとどめよ…

日記という文脈でしか伝えられないこと

クルマを使えば良かったと後悔しつつ市内を徒歩と電車で回った。暑いなか外気に晒され続け、持て余すほどの熱が体内に充満してしまう。熱冷ましが必要だ。終業後、ちょいと一杯、飲み屋に入った。客もまばらなカウンターに腰掛け瓶ビールを注文する。最初の…

伝えるべき何かを容れる器

急遽、長男をラグビーの練習場に送り届ける必要が生じた。即座、家内がクルマを発進させる。遠く大和葛城の山間の道をハンドルさばき巧みに縫って走って長男をピックアップし、そして今度は返す刀でエンジン吹かせて山から海へと突っ切って神戸湾に浮かぶ人…

雨かなと思えば傘を差す

日曜夜、宅急便が来たとき、わたしは一階にいた。ちょうど風呂あがり、腰にバスタオルまいただけの姿で門まで出て応対した。結構な嵩の荷物であったので手招きし玄関先まで搬入してもらう。このドライバー、家内によればいつも無愛想でつっけんどん、強面な…

きっと大丈夫、何とかなるさ

さしもの熱波も明け方には勢いが衰えた。裏庭から吹き込む風が下草の香り含んでひんやりとし心地いい。テレビをつけるとちょうどNHKのニュースが始まった。バングラディッシュでは人質テロ事件で7名もの日本人が殺害された。奈良では弟の投げた銛が頭部に刺…

ちょっとしたようなことほど長く胸に残る

最後の訪問を終えた時刻が午後5時前。帰宅ラッシュにはまだ間がある。今週も無事終わった。やれやれと安堵しつつ人もまばらな大阪天満宮駅のホームで電車を待つ。ふいに肩を叩かれた。後ろを振り向くと家内が笑っている。ちょうど買い物帰りのようだ。こん…

大勢の前で喋っても緊張しない方法

余計な力が抜けていて、気楽に読めてたまにはタメになる「きょうクリいんちょうのブログ」であるが、必読の内容があったので紹介しておかなければならない。まさに、しゃべりの極意とも言える。この心の持ち方を体得できれば、緊張につけこまれることなど皆…

他力の手の平の上、雨乞いする身

仕事の話を書くことはない。仕事自体は無味乾燥で面白みなくとうてい書くには値せず、仕事を巡って生じるあれやこれやには度肝抜くようなエピソードが満載だが書いて許されることなど一つもない。だから、書くとしても仕事の中身を隔てた周辺事だけとなる。…