ねぎと鰹節のたっぷりかかった豆腐、それにきゅうりとトマト、そんな素朴な前菜がとてもおいしい。
人に健康美というものがあるように、食には健康味がある。
そう実感する夕飯となった。
家内が留守の間もちゃんと栄養はとっていたつもりであったがそこが男の悲しいところ。
食のチョイスがチグハグで結局は胸糞悪いようなものばかりかき込んでいたのだと思う。
一時不在となった我が家の健康の神は、東の地にて手の空いた時間、料理教室に参加しその腕を磨きヨガ教室で心身を研ぎ澄ませ、洗練の度とパワーを増して帰還した。
だから一層増しで食卓に彩りが戻り家族団欒の光景が色濃くなった。
皆がリビングにいて一緒に食事する。
並ぶ料理がどれも美味しく、子らが全部を平らげ家内のご機嫌は麗しい。
朝に夕にと日常の喜び噛み締める今日このごろである。