掃除屋さんの作業が長引き午後7時。
ジムに行くのも億劫に感じられる時間帯、二男が早めに帰宅した。
今日のジムは取りやめ。
うちのキャプテンがそう宣告し、わたしはほっと胸を撫で下ろした。
久しぶりだからと息子を外食に誘うが、家がいいと言う。
早速、家内が夕飯の支度を始めた。
年末年始を挟み冷蔵庫にはかなりの量の食料が備蓄されていた。
家族3人が揃ったので、在庫一掃セールにもってこい。
寄せ鍋となった。
ふぐが投入され、三田ポークが続き、合間合間、ぶりも軽く茹でられた。
タブレットで二男がミルクボーイの漫才を流すから、わたしたちの会話のトーンもそれっぽくなってそれがまた可笑しい。
三連休を前にしての金曜夜。
特筆すべきことは何も起こらず、リビングにはありふれた家族団欒の光景があるのみであった。