KORANIKATARU

子らに語る時々日記

マッティ・ペロンパー

ミカ・カウリスマキの「ラスト・ボーダー」はアクション映画というよりハリウッド的アクション映画をパロディにしたコメディと言えるだろう。

笑けるほどにわざとらしい陳腐なカメラワーク、銃を構え発射せず長々と喋って形成逆転となる嘘くさい演出、神出鬼没で人物が現れる遠慮もヘチマもないご都合主義、実に楽しい映画であった。

カウリスマキの映画を見始めマッティ・ペロンパーに魅了されたので調べると、95年に亡くなったということである。

なんと惜しいことだろう。

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