KORANIKATARU

子らに語る時々日記

コリーニ事件

フェルディナント・フォン・シーラッハの「コリーニ事件」を読む。主題となるナチスによるパルチザン狩りをネットで調べると本書で描写されるのと違わぬ画 像が無数突き付けられる。容赦なく銃殺される人々の生きた表情とその最期の対比に絶句する。いまこの瞬間生を奪われる。実在した無念に気が塞ぐ。