日曜の夕飯は二男と二人。
隣家の奥さんが差し入れてくれた揚げたての天ぷらを男二人で分け合った。
横に並んで座る二男とわたしには共通点がある。
イッテQを見てお腹抱えて笑いながら、ふとそんなことに思い至った。
ともに生まれたのが天王寺のバルナバ病院。
30年以上の隔たりはあるが同じ地で産声をあげたのだと思うと感慨深い。
ちなみに長男が生まれたのもバルナバ病院。
この家の男衆三人が三人とも同じということになる。
共通点があると親近感がわく。
父子という時点で親近感は尋常ではないが、それが更に増す。
ウルトラマンたちがM78星雲という出自を同じくするのと似たようなもの。
バルナバの星が我らの身中奥深くでキラリ輝き、互い引き寄せ合って通じ合う。
片割れである長男がまもなく戻って、しばし後に巣立つ。
肩寄せ合って過ごした時間は終わって距離は開くが、バルナバの星がバルナバ星雲へとその規模が拡大されるだけのこと。
そういう意味で表面的には変化であっても、心の奥底においてはこれまでどおり。
変わることは何もない。