KORANIKATARU

子らに語る時々日記

記載があるから記憶にとどまる

振り返ればずいぶんと長い道中をともにした。

だから家族の一員も同然。

そう思えば、別れを惜しむような気持ちも生じる。

 

しかし一生乗り続ける訳にはいかず、乗り換え期がやって来るのはやむを得ない。

最後のハンドルは家内が握り、最後の最後、クルマの入れ替えの際には、わたしが家内からハンドルを引き継いだ。

 

2019年10月15日がそのような日であったと、日記に残すからこそ振り返ることができる。

もし何も記述がなければ、そんなクルマあったっけ?と存在自体がかき消えてしまいかねない。

 

そしてこの日の締め括りは、かねしろ内科クリニック。

午後7時、メトロ平野駅3番出口を上がった。

 

5月に開院し、ほぼ同時、金城院長は50歳の誕生日を迎えた。

いわば第二の人生のスタートであった。

 

好きなだけ医療に携わり、すべてを医療に捧げたい。

半世紀を生き心から強く願ったことが、意外に真面目なことなので、本人がそれに一番驚いた。

 

それで気づいた。

正しいことが一番楽しい。

 

実際、いま乗りに乗っている。

外来の間隙を縫って在宅診療のため地域を駆け回り、その数が短期間にどっと増えたから忙しく、つまり医療人としての念願がかなったと言え更にますます意気上がる。

 

院長を支えるスタッフも強力布陣。

特別な思い入れをもって医療に携わるタフな者ばかりであり、チームとして実に頼もしい。

 

医者になって開業するとの話をはじめてカネちゃんから聞いたのは中2の頃の帰り道。

その話がいよいよ具体化し、平野で開院すると聞いたのが昨年の12月5日。

今年5月13日に晴れて、かねしろ内科クリニックが平野駅すぐ傍にお目見えし、経過は順調。

 

中1からの友だちとしてこの先の行方も見守って、時々日記で触れて多少なり記録を残す。

 

あれはいつだったか?

この日記を紐解けば何らか手がかりが得られることになる。

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2019年10月15日夜 法善寺 鮨うちやま
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2019年10月14,15日 息子の夜食 明太子パスタと朝食 すき焼き