この日記を読んでいるという女性からメッセージをもらった。
母と妹が金城院長にとてもよくしてもらっている。
かねしろ内科クリニックがあって救われたようなものであり、とても感謝しているとのことだった。
駄文を重ねるこの日記が、かねしろ内科クリニックについて知ってもらえるきっかけとなった。
そう思うと嬉しく、また友人が褒められた訳であるからこれまた嬉しい。
感謝の言葉に続けてその女性の近況も記されていた。
このほど息子さんが北海道大学の医学部に合格したという。
なんと素晴らしい。
2015年12月、兵庫県代表が神奈川県代表を破って中学生ラグビーの日本一に輝いた。
その試合の最終盤で逆転トライを決めたのが彼女の息子であった。
走力半端ないこのバックスはその後、神戸高校ラグビー部の主将を務め学業も怠らず突っ走り、超難関の壁も突破したということになる。
神戸高校や北野高校、こういった名門公立で文武両道に達した男ほど手強い者はいない。
敵に回していいことなど一つもなく、味方につければ百人力。
だから必ず仲間にしておかねばならないと言えるだろう。
北海道大学医学部と言えば、33期の中島淳太くんの顔が思い浮かぶ。
それにつられて彼と同じ星光ラグビー部に所属した福効医院の院長や阿部レディースクリニック院長の姿も横並びになって浮かぶ。
連想ゲームのように33期の面々の顔が浮かんでは消え、再び金城院長に行き着いた。
「母が金城院長にとてもよくしてもらっている」とのことである。
ふと、その老いた母の胸の内を思って、じんと来た。
今回医学部に入った男子は彼女からすれば孫にあたる。
その孫の姿と日々接する金城院長の姿が、彼女の中で重なっていてもおかしくはない。
そして孫からすれば祖母らを通じて伝え聞く「町医者かねしろ」の影響は小さくなく、あるべき医師像の形成に一役買っているといっても、これまたおかしくはない。
彼が帰阪した際などどうだろう。
コロナ禍も明けていれば一席設け、「町医者かねしろ」にご対面というのも意義あることのように思える。

