コートを脱ぎ手に取った。
そんな陽気のもと、開店の時間に合わせわたしはヨドバシカメラに向かった。
春になれば息子と一緒に買い替える。
そう予定していたMacBookであったが、手持ちのものの動きがいよいよ遅く、わたしの分だけ先、新品を買い求めることにしたのだった。
Appleのコーナーは大勢の人で賑っていた。
一昔前、Macユーザーなど少数派であり、Appleと言えば信心深いマニアだけが愛好する閉じた世界の代名詞でもあった。
ところがiPhoneで風穴が開き、いまやありふれた存在、例えばスタバにいけば誰もがMacを使っているから他のマシンではダサくて気恥ずかしいというくらいになった。
買うものは決まっていたので、仕様だけ店員に告げ長居することなく望みの品を受け取った。
MacBook Airのシルバー、メモリ8GB、ストレージ512GB。
念のためAppleケアをつけ、その場でAmazonにてMicrosoft Office Home & Student 2019 for Macを買い求め、しめて20万円のニコニコ払い。
ニコニコついで、ふく流らーめん轍で味玉かにみそラーメンをいただいて替え玉ももらった。
日記のいいところは後で振り返ることができること。
昨年9月に長男のMacBook Airを買ってそれはM1チップ搭載前のもの。
二男の分はこの3月に買い替える予定であるからわたしのものと色だけ異なる同一仕様になる。
このように、時間が経てば忘れることをいつでも確認できるから実に便利。
過去を一瞬で検索できる辞書みたいなものとも言える。
数年後、また新たに買い替えるとき、今日の記載が役に立つ。
いつどんなスペックのものを買ったのか一目瞭然。
懐かしさとともに参照し、ニコニコと新機種を携えまたラーメンでも食べることになるのだろう。