KORANIKATARU

子らに語る時々日記

年末、事務所での一場面

南森町での業務を終えて事務所に戻ると、ビルの前、家内が自転車で出かけるところだった。

 

やあとこちらに手を振る家内はとても明るく元気いっぱいだった。

役所に向かうという背を見送って、手を振った。

 

自室で作業していると、まもなく家内が戻ってわたしの部屋にやってきた。

 

道中調達したというサンタブーツが入った袋を手にしていた。

そういえばクリスマス。

子のいるスタッフに渡すのだという。

 

やはり家内は気が回る。

その点わたしは敵わない。

 

元気やねと声をかけると、待ってましたととばかり家内は言った。

わかる?

ヘッドスパを受けてきたばかりだから、完璧、なのだという。

 

元気そのものといった家内とともに皆のところに行き、ひととき団欒の時を過ごす。

和気あいあいとして楽しい。

 

もともと1人でスタートし、年末と言えばすべての案件がこの頭に押し寄せて、それはもう大変だった。

それが大幅に薄まって、気を揉む心配事の数が減りかつどれも小粒になったように思う。

 

このところ最大の懸案は、年賀状の宛名印刷だった。

郵便局のアプリが今年からサービス停止になって、新システムに住所録が移行できず、なんどやっても難しく、手を焼いてもはや降参、脱年賀状へと宗旨変えするしかないとの思いを強めていた。

 

しかし、もはやわたしはひとりではないのだった。

事務が最強。

有能優秀で、そんな縁に恵まれたわたしはやはり強運なのだろう。

 

ちらと相談し、ちょちょいのちょい。

住所録からサンプルを抽出しトライして瞬く間にエラーの原因が究明されて、あとはスイスイ移行が果たせて、まるで奇蹟でも目にするみたい、わたしは拍手喝采して賛辞を送った。

 

このように力を合わせて問題が解決し、事務所はなんとも明るく楽しく居心地の良さが増し、そんな膨らみと充実を家内もたいそう喜んで、ますます元気で明るくなるのだった。

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2021年12月23日 朝食 カレーそば,こみつ

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2021年12月23日夕食 カツオのたたき,牡蠣,紅まどんな,ノンアル

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2021年12月20日 奈良