この秋屈指とも言える好天の日曜、武庫川を走った後、家内に誘われ自転車で西へと向かった。
日差しが強く、汗ばむ陽気だったから半袖がちょうど。
随所で金木犀の香りが漂う休日の街を自転車で疾走した。
が、夙川あたりから行く手に坂道が立ちはだかった。
なんとか人力で踏ん張り苦楽園口あたりまでは到達したが、そこが限界。
われら下々の民はおとなしく、山から里へと引き返すことにした。
道中、このほど夙川にできた寿司屋を訪れた。
北陸三大寿司店の一角を成すとのことで、その名に違わず寿司は美味しく値段も手頃であった。
しかし、日曜の昼なのに空席が目立った。
なぜだかさっぱりわからない。
手軽に美味しい寿司にありつけて、店も空いている。
わたしたちにとってはお誂え向きの寿司屋と言えた。
食後、芦屋でケーキを食べようと家内が言うから、芦屋まで足を伸ばし、ダニエルで午後のひとときを過ごし、大丸のゾフでランニング用の度付きのサングラスを買い求めた。
旅先で天気が良ければ自転車を使う。
なぜこれまで地元でサイクリングすることを思いつかなかったのだろう。
楽しいアクティビティがひとつ増えた良き日曜となった。