韓国を訪れる度に思う。
彼らはデカい。
背が高く、ゴツくて分厚い。
隣国なのにどうして体格にこれほど顕著な差があるのか。
ネットでそれについて調べて、日韓の身長差に関する論文があったので一読してずっこけた。
肉の消費量で日韓にさして差はない。
が、フルーツの摂取量では韓国が日本を上回る。
で、結論。
フルーツがこの差を解明する鍵を握る。
前提となる肉の消費量が同等という話がまずもって実感にそぐわない。
朝からユッケを食べ、昼も夜も牛豚鶏と肉を食べ、スープの出汁も肉でとる。
そんな彼らと肩を並べるくらい日本で肉を摂るなど簡単な話ではなく、フルーツ以前、肉に大きな差があると見るのが妥当ではないだろうか。
そして、加えて彼の国には兵役がある。
兵役がアニメ愛好家をも筋トレ好きなマッチョに変貌させる。
かくして、彼らは背が高く、ゴツくて分厚い、ということになる。
今回、二男をソウルへと伴った。
高校3年で全国大会を目指したとき、当たりを強くするため筋トレに励み、彼のカラダは最大化した。
しかし昨夏の国体予選の際、「走り」を優先したカラダづくりに切り替えて、ちょっと線が細くなったとの印象が否めない。
それでは男子として物足りない。
そう案ずるわれら夫婦であるから、一手を講じた。
彼の国の男子の骨格と食べっぷりを目の当たりにすれば、体躯への意識が変わる。
だから目指すはソウルということになったのだった。
飲んで食べ、そして朝は泳いで筋トレする。
そんな一泊二日で、これまでの「普通サイズ」が書き換わる。
数日後、東京へと戻る際には次のステージへと向け重厚な体躯の下地が十分に整っていることだろう。