KORANIKATARU

子らに語る時々日記

止まり木で過ごすかのような一日

土曜夜、年が明けてはじめての訪問となった。

野田阪神の馳走。

今年もちょくちょくお世話になることだろう。

 

平日の夜とは異なりお客はまばら。

一週間の業務を振り返って自らを労いつつ、ゆったりくつろぐ。

幾皿かの焼き物をつまみに瓶ビールを飲んでひととき過ごした。

 

一夜明け、日曜。

いつもどおり早くに目が覚め、特にすることもないので事務所に向かった。

 

こういうのもフラリーマンの一種と言えるのかもしれない。

わたしの場合は、事務所という根城があるのでふらつく必要はないが、一人で過ごすという本質においては共通している。

 

家とは別に居場所があるというのは案外大事なことだろう。

虎穴にあれば多少なり気遣いも必要であるが、休日の事務所においては一切不要。

 

自由に羽を伸ばせるから呼吸も深くなって、日常的な場所でありながら転地療養するのと同等の効果が得られる。

 

たまたま今朝はジャージが見当たらずジムに向かうという訳にもいかないので、のんびり週明け業務の段取りでもして、それが終われば映画でも見て過ごし、夕暮れになればビールなど合流させるのもいいのではないだろうか。

 

止まり木で過ごすかのような有意義な無為。

だらり弛緩し羽を休めて、明日からまた一生懸命奮闘しようと思う。