待ち合わせ時刻は午後7時30分。
様々な経路をたどって8名が一堂に会したのが7時35分。
ほぼ定刻どおり。
忙しい面々ばかりであるから上出来と言えた。
そして何をするでもなく思い思い雑談を交わし、その会話に珠玉の料理とワインが色を添えた。
単に楽しいと思うだけの居心地いい時間が過ぎていく。
たまにはこうして集まろう。
そう意見が一致した。
折々、誰かが何かを知らせたいであろうし、顔を見たいと思うこともあるだろう。
例えば28期は1月3日、38期は1月2日。
そんな風に集まる日が先に決まっている。
毎年同じ日だから分かりやすくて予定も立てやすい。
それでそこそこ大所帯の同窓会が発生することになる。
手始めに今年の暮れは12月30日。
33期恒例の冬会を執り行おう。
そう誰からともなく案が出て皆が予定を書き入れた。
全会一致で可決となった。
2年後には33期が大阪星光大忘年会の幹事学年となる。
ここに集まった8名が今度は全学年を対象にした会の幹事となるのだろう。
頼もしい。
赤に白、そして白に赤。
さんざんワインを飲んで幾本も空けて、夜10時過ぎにお開きとなった。
ペッシェ・ロッソの前に8人集まって記念撮影し解散。
とてもいい夕飯になった。
一夜明け、朝食は家内特製のサムゲタン。
子らはすでに出発している。
飲み過ぎのだるさがやわらいで、朝の爽やかさに塗りかわっていった。
友だちがいて家族がいる。
なんて素晴らしいことだろう。
その幸せを噛み締めた。