KORANIKATARU

子らに語る時々日記

東京からの声に耳を澄ませる

祝日の朝、ジムにひと気はなく老夫婦が一組いただけだった。

 

婦人はただバイクをこぎ、夫はあれやこれやマシンを渡り歩いていた。

婦人はただの付添い、そう見えた。

 

ひととおりのメニューをこなし外に出るとちょうど真ん前。

その老夫婦が信号待ちをしていた。

 

仲良く腕を組んでいる。

ついついそこに視線が吸い寄せられた。

 

もしわたしに娘がいたら。

こんな風に晩年まで仲良く過ごせる夫と連れ添ってほしい。

 

娘などいないのにそう思った。

だからもしほんとうに娘がいたら切実にそう願ったことだろう。

 

女子は全員が誰かの娘。

つまり、誰か男子の最愛の存在。

そういう意味で、わたしが眼前にする夫は男子の鏡と言って然るべき存在と言えた。

 

一緒に信号待ちする後ろから「腕組み」の様子を写メにとり、東京にいる息子に送った。

長男からすぐに反応が返ってきた。

彼が言うには、わたしたち夫婦もいずれそうなるのでは、ということだった。

おそらく画面の向こう、二男も長男の言葉に頷いていたに違いない。

 

そうそう、仲がいいことは素晴らしい。

君たちもいつかそうなりますように。

 

そう伝え、付け加えた。

夫婦もそうだが兄弟も同様。

親からすればいずれも最愛の存在。

腕組みまではしなくても、それくらい仲良く過ごしてほしい。

 

5月3日、うちの家族の惑星直列。

家族で過ごすはずの場所で子らは待ち合わせて一緒に過ごした。

 

こういう話がいちばん嬉しい。

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2021年5月3日 新宿

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2021年5月3日 息子たちの昼食 ハイアットリージェンシー

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2021年5月3日 息子たちの夕飯 買い物して焼肉もとやま新宿店