KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

物欲とは非対称な次元の収穫

1 時計のベルトが破損した。 梅田、難波、天王寺の取扱店に電話する。 修理するのか、交換するのか、天王寺の説明が体系的で明快であった。 それで仕事で東大阪へ向かう途中、方向転換し天王寺に立ち寄ったのだった。 土曜の天王寺はクルマ停める場所にも難…

結集する男衆

昭和の日、いつもどおり私は朝5時には支度し事務所に向かいその際必ず子らの寝姿を目に焼きつけるのだが6時過ぎには事務所階段上がる長男の足音、連日夜遅くまで塾なので早朝の出遅れ仕方ない二男の足音を7時過ぎには耳に納め万事順調と我ら男衆の結集を心頼…

リーデルのグラスとマンガで読むドラッカー

帰宅するがダイニングは二男の作業場と化し私はキッチンカウンターで食事に与る。 カウンター備付のデザイン重視の華奢な椅子は私が腰掛けると軋むため立ち飲みとなる。 有頭海老のフライなどを肴に飲み始めるが家内がリーデルのグラスとその他陳腐なグラス…

仕事ハイ

日曜午前静かな事務所。 ブラインド開け放って仕事する。 南側の窓一面から強烈な日差しが入り込んでくる。 Tシャツ一枚になって迎え撃つ。 容赦無く注ぐ光に 鼓舞されるかのよう気持ち高ぶってくる。 仕事ハイ。この波に乗りいけるとこまでとことん突き進む…

バーニング・ハート

日はまだ高いがそろそろスローダウン。今日も一日みなぎった。この心地よさがたまらない。結婚し子ができかれこれ十余年ケツの青い頃に頭をよぎった「何のために」という無粋な問いが鳴りを潜めた。以来連日バーニングハートである。ニュートン算の牧草地み…

ダダ漏れ垂れ流しの輩を横目に力蓄積する堅実女房

1 FMココロでマレーシア音楽を聴きながら事務所に向かう。 軽快な演歌風の曲調に楽しげな気分となってくる。 薄明の時間帯ではあるが空は透き通り、快晴の行楽日和となる素晴らしい週末を予感させる。 事務所に到着し、鉛筆走らせA4ノートに今日の課題を…

あしなが基金

天王寺駅。遺児学生らへの支援求めボランティアが声張り上げ募金をつのる。下校中の星光生らがそこを何人も通る。一番大きい声あげている青年に頑張ってと声をかけ小さな募金箱に千円いれた。ボランティアらから本当に強く礼を返され涙出そうになる。週末の…

スポーツの森で泳いでみずきの湯

コース占領し家内と40分泳ぎそれで十分爽快であるが道すがらみずきの湯があるとなれば避けて通る訳にはいかない。 思いがけず今日は半額デー。 だから風呂は芋洗い状態。 サウナでは皆で肩組むみたいに密着し汗滴らせた。 疲労がすっかり抜けた。明日の集中…

「人品」というのは気のせいではなく実在しているのだよ

1 朝、コンビニでコーヒーを買う。 近場にあれこれコンビニがあるけれど、大抵セブンイレブンに寄ることになる。 コーヒー以外の品揃えが充実している、そのような理由からではない。 立ち寄って気分がよくなる。 ここのセブンイレブンは、とてもよくしてく…

実家にカレーを届ける

車内流す音楽について二男に説明しつつ寡黙な時間を過ごす。 塾の前に実家に寄り家内手作りカレーを玄関先で届ける。 両親揃って顔を出し思わぬ二男の来訪に顔ほころばせる。 カレーより孫、世界普遍の原理である。 塾に横付けし二男を送り出す。 二男は決ま…

家内と甲子園

翌日分まで仕事が捗った。空き時間に散髪まで終え間もなく甲子園に向かう。今夜はヤクルト戦。球場前で家内と待ち合わせと言えばまるで学生のデートみたいである。手料理食べつつワイン飲む。露天の飲み場でここに勝る場所はない。この髪型みたく一糸の乱れ…

これがスターだなんて。

間もなく地下鉄千日前線2番出口から「スター」が登場するのだろう。 界隈一帯大挙して人で埋め尽くされているというほどではないけれど小群衆程度の人波が今か今かと「スター」の登場を待ちわびている。 私はそこを一旦通り過ぎその復路たまたま「スター」の…

武庫川を走る夫婦

武庫川沿いの道へ入る交差点。 信号待ちの間ストレッチする人影が見える。 毎朝5時過ぎ夫婦揃って武庫川を走る夫婦だ。 何年も同じ道を通り、その夫婦を繰り返し目にしていると、東から太陽が昇るのと同じようにお定まりの風景の一部と化してくる。 右折時…

たかおか歯科クリニックに寄って帰って長男

長男が学校の帰り高岡歯科クリニックに寄りマウスピースを受け取った。高岡先生が歯科機材についてあれこれ丁寧に説明してくれたという。仕事道具について語る。これこそ男子間の最恵国待遇であると長男は直感したのであろう。とても嬉しそうにその様子話す…

阿倍野・田中内科クリニック

田中内科クリニックで診察を受ける。 糖質制限後γGTも中性 脂肪も改善したが私にとっては田中院長と話せて心鎮まったことが何より有難い事であった。 仕事で憂鬱になることなど皆無に近いのに今日は些細なことが引っかかって気が晴れなかった。 院長と話し認…

始発の光景

電車が停まる最後部のはるか後ろで新聞読むおじさん。 かならず始発で見かける。 電車がホームに入ってくると停車位置まで歩いて移動。 決まって笑顔だ。 むっつり顏が国土埋め尽くす我が国の朝の光景のなか稀有な存在だ。 つられて後方に立つ手前側の男性は…

たかおか歯科クリニック・マウスピース

今回またマウスピース調製にあたって高岡先生に手間かけて頂いた。子の歯型はあっと言う間に変化する。都度適合したマウスピースを準備しなければならな い。我が子が市井の粗悪なまるで雑巾でも噛むみたいなマウスピースと無縁でいられたのは高岡先生のお陰…

世界一の親孝行者を誰かがギャツビーと呼んだ

1 空一面薄い雲に覆われた花曇りの日曜日、昼前には何とか仕事を片付けた。 近くの阪急オアシスで赤ワインを2本調達し駅に向かった。 もちろん携えるそれらワインは普段私が飲むのより値の張るものである。 寒の戻りか冷たい風がホームを吹き渡る。 いまに…

知らず知らず誰かを傷つけぬように

1 出先からの帰途、銭湯の前を通りかかったのでひとっ風呂浴びる。 湯船で八代亜紀を口ずさむ。 先日、何年ぶりかで連れられたカラオケで一体何故だろう、私は八代亜紀を熱唱していた。 どこをどう押せば私の中から八代亜紀が飛び出してくるのか見当もつか…

家内の誕生日

家内の誕生日、手ぶらでは帰れない。 花を持って電車に乗り、日本はやはり東アジアの一地域だとの感を強くした。幼子連れる母親や老人が受けるだろう圧迫感を実感した。我も我もの押せ押せの脅威に牙剥きそうになるほどであった。 上記お土産に取り敢えずト…

ぐるり見渡し母の力に行き当たる

1 クルマで事務所に戻りつつ上方温泉一休に寄ってサウナで汗を流す。 夕方のニュース番組は小保方さん一色だ。 サウナに集うおじさんたちは皆が皆「べっぴんさん」びいき。 ちんちんぶらぶらニュースを注視し、小保方さんは陰謀ではめられたのだ気の毒にと…

日々の小さな勝利

1 階下、足音がする。 身構える。 続いて、咳払いが聞こえた。 親父だ。 安堵覚えつつ、はっと目が覚める。 夢であった。 こんな夜中、親父は大阪の家でぐっすり寝入っている。 うたた寝のなか、私の子供時分の記憶が再現されたのだろう。 子供だった頃、親…

誰かの幸せのために力を内蔵し続ける

1 花冷えの週末、鍋納めには絶好のタイミングだと家内を満海に走らせた。 土曜はフグ、日曜はカニ、子らの食欲に見合う大振りの顔ぶれを家内が見繕う間、私は助手席に座って通りを眺める。 やせ細った老婆が車椅子を押して私の視界の中にゆっくりと入ってく…

光陰矢の如しと桜が教える。

家の向かいの公園、ママさんらが花見で盛り上がる。 私が幼稚園児であったついこの間、私の母はこのような年恰好であった。 それがいま何と70に迫ろうとしている。 光陰矢の如し。 人生あっと言う間だと桜が告げ知らせるかのようである。

通常の通勤の光景

2週に渡った二男の送り迎え12時間シリーズも今日でひとまず終了となる。次は夏。 朝、通常の通勤の光景を見るのは久々であった。明け方ひっそり始動するよりも活気の人波に触れる方が孤独感薄れてウキウキと仕事に着手できると感じた2週間であった。 しかし…