夕刻実家に寄って夕飯を済ませた。
父に勧められビールを二缶飲んだので今月3回めの飲酒となった。
母の手料理を酒のあてに親子水入らず思い出話にふけった。
電車で帰途につく。
やたらと冷え込んだ一日であった。
コートとマフラーを身に着けていてもホームでかじかんだ。
電車に乗って続きを読み始める。
先日買ったばかり。
ちきりんさんの『自分の時間を取り戻そう』。
読みやすくて面白い。
なるほどと思う箇所至るところのページを折った。
あとで見返すとき、折り目が付箋の役目を果たしてくれる。
地元の駅に近づくが、もうすぐ読み終える。
駅前コンビニの二階にあるイートインコーナーに寄って読了にかかった。
コーヒーすすってページをくる。
いつもと異なる空間が集中力をいや増しにし読むピッチが加速していく。
周囲にもちらほら人が見える。
皆が何らかの作業に勤しんでいる。
なるほど長男が言うとおり。
彼も時折この場所で気分一新勉強に取り組むという。
先日読んだ本と同様、これまたたいへん意義深い読書になった。
数々意外な気付きを得ることができ学び大。
生産性という概念がテーマであるが、その字面がイメージさせる効率や要領といった上っ面の話とは全く異なるものであった。
もっと肝心要、根本に関わる内容であった。
そこは著者の言葉どおり。
「生産性とは、仕事だけでなく生活のあらゆる場面においてその成果を最大化するための鍵となる概念」である。
生産性百話とでも言うべき様相で、あらゆる側面から生産性が考察され、また具体的な事例を通じて語られる。
誰であれ興味そそられ当事者感をもって生産性について考え巡らせることになる。
この本によって、いったいどれだけの巷溢れる非生産があぶり出されたことだろう。
誰にだって、思い当たるふしがある。
高をくくって見過ごしにしているだけで、的外れな過剰適応の不毛は少なくない。
本書がそこにメスを入れ、無為な近視眼的呪縛を解き放つ。
そもそも何のために何をしようとしていたのか、その根本が問い直され、明日への視野が広く大きく拓かれる。
よりよい明日につながる実用の書と言えるだろう。