KORANIKATARU

子らに語る時々日記

二人してバスに揺られた元旦

 

元旦の朝、ラジオをつけるとヒロ寺平さんや子守さんが喋っていて日常と変わりない。
今日は月曜なのだと気付かされた。

 

午前中を実家で過ごし帰宅。
家内とウォーキングがてら苦楽園に向かった。

 

上島珈琲でお茶して午後5時、そろそろ開店の時刻だろうとニュータジマハルエベレストに電話をかけた、が、繋がらない。
ネットでは無休とあったが何かの誤記だったのだろう。

 

予定変更。
カレーはあきらめピザにした。

 

苦楽園からバスに揺られ南へ下る。
元旦の夙川沿いの道は照明も幾分暗めでしんと静まり返っている。


たった15分の道のりであったが急に明るく開けた阪神西宮がどこか遠い異郷の街のように思えた。

 

電車に乗り換え甲子園。


ひとの気配ない球場敷地を通って目的地であるレストランに到着した。

その名もトラキチ、甲子園球場に最も近いイタリアンのお店として知られている。

 

元旦だからだろう、他に客なく貸し切りみたいな状態になった。

 

生ハム盛り合わせ、モッツァレラ、小エビのフリットほか頼んだ品々がどれも美味しくスパークリングもワインも申し分なかった。


仕上げに頼んだ窯焼きのマルゲリータも風味よく秀逸。

 

正月滑り出しからとてもいい食事にありつけた。

 

甲子園球場を横目に、東の空高くにのぼった満月を正面にのぞみながら、子らに持ち帰る二種のピザを手に二人並んで家路についた。

 

帰りもバス。


わたしたち二人だけを乗せた阪神バスが見慣れた街路を通って北へと走る。
乗り心地は最上であった。

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2018年元旦 午後6:20 イタリア料理トラキチ