KORANIKATARU

子らに語る時々日記

カウンター席の左隣は天六のいんちょ

西宮での業務を終えクルマで駅まで送ってもらった。 そこでいったん家内とわかれわたしは天六の福効医院に向かった。 JR天満駅で降り天神橋商店街を北へと進む。 あたり一帯に名店ひしめき、天六界隈は食い道楽大阪のなかでも別格の存在と言えるだろう。 日…

頬つねって夢から覚める

息子と過ごす間、観た映画は一本だけではなかった。 『ウィンストン・チャーチル』には長男も関心を示し、ときおり後ろから画面を覗き込み話しかけてきた。 チャーチルの首相就任演説と『英国王のスピーチ』はどっちが先なのか。 そう問われ、思わず言葉に詰…

父であることはそれ自体幸せ

朝から晩まで上の息子と一緒に過ごす一日となった。その間、映画『馬を放つ』を見た。高くそびえる山々に囲まれた広大な地が舞台である。 キルギスはまだ近代化の途上。そこには新旧いくつもの時間が流れている。 地に吹く風にさまざまな時が混ざって運ばれ…

息子とふたりで肉を焼く

焼肉が食べたい、長男がそう言うので喜んで付き合うことにした。 そう言えばここ数日、彼の表情からは疲労の色がうかがえた。 それで本能的に肉を欲したのに違いない。 体調の仕切り直しに肉は最適。 どうせ食べるならいい肉をと思い野田の焼肉やっちゃんを…

まず真っ先、まとうとするならそのガッツ

夕刻、阿倍野。 飯はいらないと家内にメールする。 そのとき家内は梅田にいた。 いまからそっちに合流する。 そう返信あった直後、やはり家に帰ると前言が翻った。 駅で偶然二男と会った。 これも何かの縁、二男と一緒に帰って食事するという。 夫と息子なら…

夫婦で観るべき映画

似たような日が続いて変化がないとますます時間の流れが似通っていく。 急に肌寒くなったにもかかわらず昼夜薄着で過ごしたからだろう。 体調思わしくなくこの日も早めに引き上げることにした。 今夜はどこかで食事しよう。 そう家内と話していたが、その約…

代わり映えしない時間が今日も流れた

予定がないのでさっさと帰宅した。 前夜と全く代わり映えしない時間がまた訪れた。 ステレオから流れる音楽はピアノジャズ。 前菜はゴボウが寄り添うカレイの煮付け。 箸休めにサラダが続く。 瓶に詰めたサラダを家内が目の前で皿に移し替える。 ジャーサラ…

最強のパーソナル・トレーナー

JRの電車に遅れが生じ、この日もまたホームが人で溢れかえっていた。 迷うことなく引き返し阪神電車の駅に向かった。 急行に乗って10分。 地元の駅に着き、そこからバスでまた10分。 少し歩いて無事家に到着した。 食事の用意は整っていた。 つきだしは枝豆…

料理が家庭を明るく照らす

昨年訪れたとき充実の買い物ができた。 家内はたいへん喜んだ。 今年も家内と信楽陶器まつりに行く約束をしていた。 が、急遽仕事が入った。 まさに天高くというとおり。 果てしなく青い空のもと、滋賀ではなく八尾へとひとりクルマを走らせた。 あまりに爽…

夜の屋外、話は鮮やか色彩帯びた

リクエストがあったので野田阪神のビッグビーンズに寄ってプロシュートとチーズを数種選んだ。子ども用には川繁のうなぎ。これで日曜夕飯の食材は整った。 家に帰るとベランダで家内が肉を焼いていた。そのままの流れで、ベランダで食事することになった。 …

夜8時過ぎ、電話が鳴った

取り置きしているというので、夕方、商店街の魚屋に寄った。 戻りガツオにヒラメに赤貝。 家内が選んだ品をもらう際、ついつい中トロも目に入り追加した。 刺身を包んだ袋に氷を添えながら、店のおばちゃんが言った。 奥さん、切れるか? 中トロを追加で買っ…

皆を誘いたくなる上本町の名店

1 月末に寄るつもりが5日ほど延びた。 ちょうど昼、母とともに馴染みの寿司屋を訪れた。 毎月末実家に顔を出すよう心がけているうち、いつのまにか母と昼に寿司を食べるのが恒例となった。 母が話す内容は近所の誰それの近況といった他愛のないものばかり…

この夜もまた北新地纐纈に集まった

明石での仕事を終えて戻ると夕刻。 まずは着替えて風呂屋に向かった。 台風25号が接近しているせいか雨模様の日中は蒸し暑く、そんななかスーツを着込んでいたものだから、湯につかることは最上の心地よさであった。 心気蘇って残務を片付け北新地に向かった…

33期冬会は12月30日に決まった

待ち合わせ時刻は午後7時30分。 様々な経路をたどって8名が一堂に会したのが7時35分。 ほぼ定刻どおり。 忙しい面々ばかりであるから上出来と言えた。 そして何をするでもなく思い思い雑談を交わし、その会話に珠玉の料理とワインが色を添えた。 単に楽しい…

今宵、エイトの面々が勢揃いする

「全部で何人かな?」 濱口健宏がそう問いかけたのが13:15。 その1分後、狭間研至が「いち!」と発した。 即座、わたしが「にー」と続き、にわか発生した点呼の後を澁谷祥一が「さん!」と受け、妹尾敏弘が「し」と継いで、姜昌勲が「ゴー!」と言ったが、…