KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

料理の巨匠マダム•スミレコ

二男の組には絶対音感の女子が一人いるが我が家には絶対料理感の女子が一人いる。 巨匠マダム•スミレコが我が家男子に配した今夜の作品はドテ焼き。 昨夜亭主のB級呑みに付き添い私が舌鼓打った品をリメイクしたのである。 西宮の山垣でスジ肉買い入れ今夜供…

家内と立花の正宗屋に寄ってみずきの湯に向かう。

夕刻家内から電話がある。 どこで飲むの? 今日クルマを置いて出勤した。 私の魂胆はお見通しであった。 布施か鶴橋と答えるが力関係から待ち合わせは立花となった。 創業1969年、私の生まれ年と同じ正宗屋に向かう。 夫婦週末ひっそり過ごすのであれば場末…

向き不向きという示唆

1カネちゃんのアドバイスはいつだって的を射ている。そろそろ息子の中学受験準備を考えいるのだがと後輩から相談を受けたとき、カネちゃんの返した回答がド真ん中本質をついていた。「名の通っている塾のテストを受けさせ様子見て、向いていれば支援し、向…

世界を全身で支える夫婦

朝5時。 日の出とともに世界を守る夫婦。 壁の向こうからひたひたと押し寄せる悪の勢力を必死に堰き止める。 全身踏ん張ってあらんかぎりの力を尽くす様は感動的でさえある。 このような一隅一隅の力の集積によってこの世の平和は保たれている。

インド映画「きっと、うまくいく」

インド映画「きっと、うまくいく」を3時間ぶっ通し夜更かしして見た。 泣けて笑けて、じーんと余韻が後まで残る素晴らしい映画であった。 友人や子供や親、自分にとって近しい人物を眼前浮かべるような気持ちとなって映画に没入した。 子らにも必ず見せる。…

親方さんが笑って気が晴れた

その口の利き方が相手をどれだけうんざりさせるか教えようにもこちらにミスがあるので切り返せずついつい頭下げさらにそれが相手の口上を勢いづかせるという前時代的な役所体験の後、心凍ったまま往来をトボトボ歩いているとクラクション鳴らされた。 視線上…

西宮熊野の郷

仕事のラストが西宮だったので終業後、久々に熊野の郷に向かった。 屋内駐車場満杯で傘差して入場。 盗難の責任負いませんと但書ある傘立てに傘置きひとしきり入浴。 そして帰途、私の傘は跡形もなく消え失せていた。 大阪だろうが西宮だろうが傘は取られる…

ますます生きづらい世に腹くくる

1 日曜夕刻、まだ明るい家の前の公園で長男と二男がキックの応酬をし走り回っている。 胸すくような打撃音が繰り返され、青い空を背景にラグビーボールが弧を描いて行き交う。 砂地を駆ける足音が小気味いい。 何の因果か、この二人が我が子であり、ここが…

マッティ・ペロンパー

ミカ・カウリスマキの「ラスト・ボーダー」はアクション映画というよりハリウッド的アクション映画をパロディにしたコメディと言えるだろう。 笑けるほどにわざとらしい陳腐なカメラワーク、銃を構え発射せず長々と喋って形成逆転となる嘘くさい演出、神出鬼…

コリーニ事件

フェルディナント・フォン・シーラッハの「コリーニ事件」を読む。主題となるナチスによるパルチザン狩りをネットで調べると本書で描写されるのと違わぬ画 像が無数突き付けられる。容赦なく銃殺される人々の生きた表情とその最期の対比に絶句する。いまこの…

糖質OFFビール

二男の迎えで上六にて車中。 家では焼肉の用意が着々と進められているはずだ。 クルマ助手席のクーラーボックスには名店満海で買った刺身がわんさ入っている。 実はその中ビールを潜ませている。 家内の検問突破し糖質ゼロのビールとすり替え糖質ありのビー…

昔より年々ガラは悪くなる一方

公立小中学生の暴力行為は私達の頃に比べ大幅に減少しているのだと思っていた。今朝の毎日新聞読み驚かされた。件数は右肩上がりで増え続け10年前 の2倍 にもなっている。大阪が全国ワースト。子らが荒廃しているのだとすれば社会は成熟化のド反対、未熟化の…

ミカ・カウリスマキ「ゴーゴーLA」

ミカカウリスマキの映画「ゴーゴーLA」が素晴らしい。 アキ・カウリスマキのレニングラードカウボーイズが随所登場する。 可笑しみの世界がぐんぐん拡張してゆくような体感。 手付かずの面白さとの出合いに笑える世界の無限を感じこれはもう手放し幸福になる…

臨終の間際、我々は誰かの名を呼ぶ。

1 2014年兵庫県ジュニアラグビー大会決勝の日、端役の姿を目に納めようと神戸製鋼灘浜グランドに向かった。 が、連絡の行き違いがあったようで、うちの長男一人だけがチームに合流していない。 グランドの外に立ち様子うかがっていると、知った顔混じる一団…

なにわナンバー

大阪に置いてたナニワナンバーのクルマをここ数日自宅車庫に停めている。何が起こったか。家の前に捨てられる吸殻がてきめんに減った。ナニワナンバーは西宮在住のふとどきな喫煙者にとってドラキュラに対する十字架のような働きをするようである。

傘を買う

堺東。商店街を抜けると雨。アーケード終点のコンビニで傘を買い通りを渡って役所に入る。用事済ませて表へ出るとすでに雨は上がっている。通り一本渡るため傘を買う。このゴージャスな金遣い自慢せずにはおられない。

長田の牛車

糖質制限する者が神戸に出かけたなら長田まで足を伸ばして焼肉となる。 昨日は4時から開いているので牛車を選んだ。 相当な人気店であり開店間もなく満員となり客足は引きも切らない。 塩タン、ハラミからスタートし辛め味付けのホルモン、海鮮盛り合わせと…

百合の花

二男の勉強をそっと見守る百合であったが花粉が散乱し辺り一帯黄味がかっている。百合の花粉は飛ぶのだろうか、家内と議論していると二男が白状した。おれが受粉させてん。片や種子へと至る次のプロセスへと進み、片や無念にもマイペットと雑巾で拭かれて終…

亜人4巻を買う

私自身は一ページもマンガを読まないが子には好きにさせている。本屋平積みの「亜人第4巻」に目が止まり重複買いせぬよう店員に確認すると昨日発売になったばかりだというのでレジで勘定済ませた。マンガを傍らにし子が喜ぶ様子思い浮かべつつにんまりし仕事…

女性の貧困?

女性の貧困について取り沙汰される昨今である。 西九条のホーム、前に五人の女子高生が現れた。身丈合う制服が買えないのだろうかメルモのママみたいに下尻はみ出そうである。 車内彼女らは鞄を敷いてペタリしゃがみこんだ。 体力も限界なのか。 近場男子は…

関西中学入試最難関7校を巡る考察

1 関西の男子中学入試においては7つの学校が最難関校として掲げられる。 灘、甲陽、星光、西大和、東大寺、洛南、洛星。 何の世界であれ業界であれ、一つのカテゴリーに同居するブランドや競合組織は片手五指、つまり5つまでだと言われるが、京阪神という…

「レニングラード・カウボーイズ・ ゴー・アメリカ」

一生尾を引くほどに面白い映画である。 笑けて笑けて仕方がない。 昨晩見たが、楽しい気分が引き続いている。 タイトルは「レニングラード・カウボーイズ・ ゴー・アメリカ」。 アキ・カウリスマキの作風の幅に驚かされる。 鬱々とした気分に苛まれている人…

この人は只者ではない

神戸も梅田も目ぼしい店は付け入る隙ないGWであった。 長男のラグビーの試合の観戦後、あてこんだ店全てに袖にされ自宅で食事。 しかし。 鳥が空を飛び魚が水を得るように家内はキッチンに立ち続けあれやこれや料理作り続ける。 そこら料理屋が太刀打ちでき…

中学受験が終わればそこで一段落区切りつく

1 今日は長男のラグビーの試合を神戸ユニバー競技場まで見に行く。 そのためいつもより2時間早起きし3時には事務所に入った。 生真面目な学生みたいに休日でもコンディション維持のため最低限の仕事はこなす。 もちろん学生時代はこれほど真面目ではなか…

何のために学ぶのか

私よりも先に長男が目を覚まし支度をしている。 エンジンをかけ、Bluetooth接続でiPhoneの曲をシャフルで流す。 朝6時、自宅を出発。 新堀川沿いのセブン-イレブンで軽食とコーヒーを買う。 がら空きの道を進み鳴尾から高速に乗る。 しばらく無言で過ごす。…

アキ・カウリスマキ「浮雲」

言葉では説明のしようがない。 アキ・カウリスマキの作品には高次の何か、人として感じるべき大切な somethingが凝縮されている。 不要な説明排した端的なカット、テンポ、登場人物のやりとりの間、空気感、心地よい情緒に満ちた音楽。 あたたかなものが直接…

家内と夕飯

GWの4連休に差し掛かりすっかりくつろいだような雰囲気の大阪駅界隈であった。ニュースは渋滞情報を流し空港の様子が映され、休み気分を盛り上げる。 今年の我が家は休みなどどこ吹く風だ。夏休み中の真面目な中学生のように休みであろうが、私はいつもどお…

G-SHOCK

商品発送とのメールが届く。 環状線駅のホームで電車待ちながら、父子三人半袖の腕っ節に全く同じ時計する夏の光景を思い浮かべ、アホッ親子と後ろ指指され た時に全身駆け抜けるだろう喜びの予感に震え覚えるのであった。 明日から連休、今日は大晦日みたい…

阿倍野・田中内科クリニックでニンニク注射

阿倍野に寄ったのであるからその足で田中内科クリニックに向かう。 F1マシンがピットレーンに入るようなものである。 マシンの点検を受けエネルギー変換効率抜群の純度高いニンニクオイルを優しく注入される。 生まれ変わったみたいにまたコースに躍り出る。…

お陰様という実在

神様仏様お陰様と言うけれど非実在性の実在を言い表す言葉としてお陰様という語は抜きん出た奥深さを有する。 ある種真実ついたこの言葉を当たり前に用いる 我々は言わずもがなのメカニズムを古くから認識していたのであろう。 生きれば生きるほどお陰様の実…