KORANIKATARU

子らに語る時々日記

親方さんが笑って気が晴れた

その口の利き方が相手をどれだけうんざりさせるか教えようにもこちらにミスがあるので切り返せずついつい頭下げさらにそれが相手の口上を勢いづかせるという前時代的な役所体験の後、心凍ったまま往来をトボトボ歩いているとクラクション鳴らされた。

視線上げるとバンに乗った土建の親方さんだ。

ウィンドウ下げ笑顔満面声かけてくれる。

すぅーと気持ちがほぐれた。

風雪耐えた面構えのくしゃくしゃ笑顔見て、初夏から盛夏に一足飛びしていくこの時節、チマチマしてい る場合ではないといっぺんで気患いが消し飛んだのであった。