KORANIKATARU

子らに語る時々日記

郷土愛のようなものだからどうしようもない。


西九条は大福湯。
二男はここのサウナがいたく気に入ったようである。
2日連続で訪れた。

サウナで寝そべり脱力し心底リラックスする時間を過ごす。
繰り返し水風呂に入る。

私が水風呂にざんぶと入ると地元小学生の二人連れが指差し笑う。
珍獣か何か、ユーモラスな図に見えるのだろう。

私は4回、二男は5回入って、完膚なきまでに夏の疲労を叩きのめし息吹き返した。


クルマを駅前に停める。
テイクアウトの寿司を鮮や丸に注文してあった。
寿司桶を運び自宅に向かう。

AМラジオで野球中継を聞く。
1対0、タイガースがリードしている。
投手は岩崎。
充実の投手陣について話題は尽きない。

と、満塁のピンチが訪れる。
ハラハラドキドキが堪え難い。
二男はチャンネルを変えようと言う。

一時、音楽にし野球に戻る。
アナウンサーが嘆く。
ああ、大和だったら取れていた、いや、オコエでも追いついていたでしょう。

センターへの飛球に伊藤隼太が追いつけなかったようだ。
走者一掃となって1対3。

続く打者の打球にアナウンサーが悲鳴を上げる。
スリーラン。
あっという間の奈落、1対6となった。


二男が言う。
何の得にもならないのに、なんでタイガースを応援し、勝てば喜んで負ければ落ち込むのだろう。

43号線の向こう、煌々と光る甲子園球場のナイター照明が見えてくる。
指さして二男に言う。

おらが町のチームなのである。
郷土愛のようなものだから、どうしようもない。
世界のどこにいてもタイガースを応援することはやめられない。

二男は頷く。

まもなく家に到着。
世界の果てまでイッテQ!」が始まる時間には間に合った。
さあ、家族で寿司だ。

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