夜半から喉が痛く咳は止まらずちょっと手を焼くくらいに苦しくて眠れず加えて頭も痛い。
とんだGW初日となった。
土曜に仕事が終わるので日曜の朝、閃いたところに行こうと家内に提案していたが、身体がこうだと閃く以前、遊びに行こうという気持ち自体が行方をくらませた。
かといって寝入るほどのことではなく、第一、断続的に続く咳があって寝つけない。
家でゆっくりすれば、という家内の声を後ろに聞きつつ、わたしは家を後にしクルマで事務所に向かうことにした。
クスリを買って養生しながらのんびり本でも読んで久々映画みて過ごそう。
幾つかの書類もこの際、片付けてしまえばいい。
そう思うと気持ちが安らいだ。
しかし不思議なもので、身体というのはよくできていて、動き始めるとそれに合わせ各器官が立場を弁えるのか、咳は少し止み、痛みも幾分か軽くなった。
そんな状態が続き、わたしは思った。
ああ、治りつつある。
それで、静かにしていればいいものを、不要物の断捨離をし始めることになり、根が真面目な性分であるから小さく手をつけ始めたのが結局、大掛かりに取り組むことになってしまった。
一汗かいて近くの風呂で一汗流し、家族のみやげにする鮨を買って帰って、風邪などどこ吹く風と家で大いに笑って大いに飲んだ。
一夜明け、GW二日目の月曜。
前日以上に、症状が重くなって苦しい。
行楽のGWが実現できるよう今日こそはおとなしく過ごし回復を待たなければならない。
根は真面目。
ベッドで伏せつつ日記だけは書いておくことにした。