懇親会の場所は宗右衛門町の食道園。
まず出た話題はドラマ『心の傷を癒すということ』について。
神戸大医学部の関係者は口を揃えて本人に激似だと言っている。
そんな話が28期の松井先生から出て、24期の堀井先生も頷いた。
安先生は大阪星光24期でお兄さんは22期、弟さんは27期だったという。
昼に学校で24期の三好さんが目をうるませ言葉を詰まらせながら、ほぼ実話であるこのドラマについて話されていた姿が頭に浮かんだ。
この日わたしの隣席は30期の先輩。
自営業をされていて慶應三田会の恩恵に与って業績順調との話を伺った。
慶應のつながりは凄まじい、どこに行っても守ってもらえる。
おまけに大阪星光のつながりもあるからこんな心強いことはない。
そんな話に相槌を打ちながら、うちの息子が今年、慶應の法学部に入ったんですと伝えたところ、30期の先輩は言った。
歳を重ねれば重ねるほど、慶應に入ってよかったと息子さんは実感しますよ。
そう言われ親としてわたしはただただ喜んだ。
貴重なつながりが湯水のごとく湧いて出る場に長男がいるのだと知ってただただ嬉しく、実はわたしも二男もそうであると気づいて深い感謝の念が湧いて出た。
にこやか注がれるままわたしは赤ワインをがぶ飲みすることになった。