朝、二男が着替えて驚いた。
胸、肩、背中のシルエットが、完全に大人の男。
ラルフのスウェットシャツがここまで似合う男はなかなかいない。
まるで韓流スター。
夫婦で思うことは全く同じだった。
雨も平ちゃら。
水も滴るその逞しいガタイを夫婦して見送った。
食べているものが違うし、量も弩級。
日々トレーニングを欠かさないし、そもそもちびっ子の頃、芦屋ラグビーでしっかり体幹を鍛えあげられた。
なるべくしてなったガタイと言えた。
だからもちろん、長男もガタイの男で、そのガタイを今も引き続き強化&進化させ続けている。
つまり、残すはわたしのみ。
これでわたしまで日々たゆまずカラダを鍛えれば、遠くない日、筋骨隆々のちょっとした三銃士が揃い踏みすることになる。
家内からすれば自分に味方する男が3人もいて、しかもいずれもカラダが強くて、わたしを除けば多少なり頭も回る。
やはり家に男がいると頼もしく、だからぱっと明るい灯が点る。
最近は長男もラルフを好んで着ていると聞いた。
やはり残すはわたしのみ。
家内を守る三銃士のユニフォームはラルフで決まり。
夏に向け、3つのガタイがガーンと出揃う。
その日を夢見て、わたしも頑張ろうと思う。