連休だった4日間をすべて仕事に充てたので、それが明けても戸惑うことが全くない。
むしろ普段よりリズムよく仕事がこなせて快調。
といって、仕事が楽しいということではない。
「間に合わせて当然」、「ミスがなくて当然」、「成果が得られて当然」といった当然のなかを渡り歩くことは結構きつい。
が、リズムがいいとその「圧」が軽減されて気がほんの少しだけ楽になる。
つまり、苦痛が減るから気分がいいという、あくまでマイナスの側での話であって、プラスの側で生じるはずのああ楽しいという感覚とは端から属すカテゴリーを異にする。
そして、こちら側での暮らしが長くなると、何が楽しいのか記憶が薄まり見当もつかなくなり、楽しくもないことで気を紛らわせ後で微かな罪悪感を抱くということになる。
今夜あたり一杯飲みに出かけて、自分を労おうと思うが、これもまたお酒でマイナスの気分をほんの少し癒やすだけの話であるから、マイナス世界のなかでの悪あがきみたいなものと言え、罪悪感と隣り合わせであることに変わりはない。
はてさて、今のわたしにとり、プラスの世界には何があるのだろうか。
それを今夜じっくり考えてみたいと思ってすぐ、子らの面影がちらっと浮かんで、考えるまでもなく答えが分かってしまった。