KORANIKATARU

子らに語る時々日記

この日は二男を連れ来週は長男

山の日が夏季休暇の初日という人が大勢いるのだろう。

朝九時過ぎに家を出たが、宝塚インターへと続く道が大渋滞していたので予定を変えた。

 

下道から混んでいるのだから中国自動車道にクルマがひしめき合っているのは間違いのないことだった。

 

到着が遅くなれば三田のアウトレットも人で溢れかえり、とても買い物を楽しめるような状況ではないだろう。

 

だから、渋滞の列から横道にそれて、墓参りに赴くことにした。

池田インターから阪神高速に乗ってすいすい走って生駒トンネルを抜けるが、霊園へと続く阪奈道路が渋滞していて、そこから牛歩の歩みとなった。

 

炎天下、霊園の敷地が人に埋め尽くされて、壮観だった。

各所で草抜きをし、墓石にたっぷり水を注いで丹念に洗う姿があちこちに見られて、その光景は人の本質の一端を示すものだと思えた。

 

わたしたちも同様にし、祖父母や母とそこで語らった。

 

この日にやってきてよかった。

周囲に目をやりつくづくそう思った。

夏季休暇の初日、墓に招き寄せられたようなものとも言えた。

 

今日は二男を連れた。

来週は長男を連れてくる、と母に言って霊園を後にした。

 

ちょうど昼時だったので、帰途、布施の人気寿司店「すし富」に寄った。

この八月いっぱいで閉店になるとのことで、しかも夏季休暇の初日。

わたしたちは腹をすかせたまま一時間も場末の商店街に突っ立って順番を待たねばならなかった。

 

だからそこで食べる寿司は極めて美味しく感じられた。

赤貝を皮切りにじゃんじゃか食べて三人で三万。

多くの人が詰めかける訳である。

 

そして、西宮へと引き返し阪急ガーデンズでiPhoneをXRから13 Pro Maxへと機種変更した。

来週はもうひとりの息子を連れてきますと担当者に言って、階下でiPhone用のケースを買って食材を買って帰宅した。

2022年8月11日昼 布施 すし富