大阪天満宮に立ち寄ると星光生の小集団がお参りに訪れていた。
そう言えばいま師走も半ば。
大学の共通テストが目前に迫る時期なのだった。
グループの雰囲気が和気あいあいとしていて微笑ましい。
そんな68期生の背中をみて思う。
この関係がおっさんになってもそのまま続く。
卒後、それぞれが奮闘の日々を送り、横を見ると同じく奮闘の日々を駆け抜ける仲間がいて、いつだってその関係は今のままなのである。
彼らがどれだけ予期しているか定かではないが、不思議なことにこのまんま、今の呼び名でずっと呼び合う仲が続くのであるからその貴重さを知るのはずっと先のことになるだろう。
この日わたしは33期最優秀層のひとりが経営する会社を訪問するところだった。
そしてその後は甲陽出身の頭脳明晰な医師と会う予定になっていたが、これもまた33期を介しての縁が発端である。
星光生の人間関係の生成には二種あって、星光生を介するか否かで分別される。
おっさんになってつくづく思う。
星光生を介した関係に覚える居住感の良さは抜群で、だから星光生であってほんとうによかったと心から思える。
うちの息子も卒業してはや二年となるが、各大学の引力を軽く超え、引き続き仲良く集まって星光の縁を膨らませつつ交流している。
そしていよいよ来月には66期生主催にて成人式がヒルトン大阪で執り行われ、ここでほぼ全員が再会を果たし、これがまたきっかけとなって末永く集まり続けることになる。
天満宮で見かけた68期生らの後ろ姿は仲睦まじく、それは66期だって同様で、もちろん北新地を飲んで歩く33期たちの背も変わらず、すべての期に通じる仲睦まじさだと言っていいだろう。