真夜中、アメックスのカード決済の通知がスマホに届いた。
抽選結果の発表を前に、「あ、当たったんだ」と分かった。
当たって嬉しいから、以降、寝付けなかった。
とはいえ、このコンサートにわたしが赴く訳ではなかった。
そもそも家内と二男が行くことを想定していた。
だから家内の名前でこのVIP席「Karma Is My Boyfriend Package」を申し込んでいた。
ちょうど早稲田大学の期末試験が終わる時期であったから、二男についてもタイミングとしてバッチリだった。
寝不足のまま朝となり、わたしは家内に「当たった」旨を伝えた。
家内はたいそう喜んだ。
昨年、ブルーノ・マーズが来日したときは日帰りで二男が大阪ドームまでやってきた。
来年はその二男と東京ドームでテイラー・スウィフトのパフォーマンスを楽しむことになる。
家内にとっても二男にとっても一生の宝物といった思い出になることは間違いない。
そう思えば1枚7万円のチケットもその値段に見合う価値を有すると言えるだろう。
わたしがコンサートに行く訳ではない。
が、女房と息子のその日を思ってウキウキとしばらくテイラー・スウィフトばかりを聴く日々が続くことになる。