KORANIKATARU

子らに語る時々日記

忍び寄る気後れ

仕事で遅くなった。 食事をどこかで済ませて帰ろうと思案しつつ、夕飯はいらない旨、家内にメールした。 即座、家で食べるようにと返信がきた。 遅くに支度させるのが申し訳ないとわたしは思っていた。 が、せっかく準備したのにそれをスルーされる方が申し…

学んで伝えることが先人の責務

ゆうひが丘の総理大臣は、何かあれば会いに行くのさ懐かしい海へと歌っていたが、わたしはこの日、父を訪ねた。 先日、仕事の最終責任者として痛烈なパンチを喰うことがあった。 実際にどつかれた訳ではないが、受けたダメージは似たようなものとしか思えな…

海の日、夫婦で異空間を巡った

注文していた湯呑みを取りに京都を訪れた。 いつにも増して人で混み合っていた。 交差点では団扇が配られ、浴衣姿の方があちこちに溢れ、山鉾の姿が往来に見える。 それではじめてこの日が祇園祭の宵山の日なのだと知った。 錦市場も人で揉みくちゃになるよ…

母として選ばれた、としか思えない

いきなり舞台に立たされてもプロならそこで一芸を披露する。 突然息子の友だちが泊まりに来ても家内にとって朝ご飯を用意するなど朝飯前のことだった。 なにしろ歴戦の料理人。 子に美味しいものを食べさせたい。 それが家内のなか揺らぐことのないプライオ…

誰もいないので一人酒

梅田で家内と昼食を済ませ、クルマを六甲アイランドに向け走らせた。 傘もいらない程度だった小雨が次第強まり、試合が始まるときには本降りとなった。 期末試験の終わった翌日が近畿大会一回戦。 初戦の相手は奈良高校だった。 家内はママ友らと観戦するが…

思えばあっという間のことだった

相手の動きは凄まじいほど速く、手数も桁外れ。 だからゴングが鳴ったばかりの出だしは村田の劣勢と見えた。 が、村田のパンチはこの日も強烈に唸っていた。 まるで鉈や鎌をがつんがつんと振り下ろすかのよう。 相手の動きは見る間に鈍くなった。 1Rでもう…

日記を見れば胸の内が一目瞭然

昨日の昼、長男から電話があり近況を聞いた。 勉強が面白い、というから思ったとおり。 勉強もしたいし留学もしたい。 やりたいことが多すぎて時間がない。 なるほど充実の学生生活。 悩める青春時代を過ごしたわたしとは大違いである。 わたしのボタンの掛…

人生ほど重いパンチはない

業務の全てについて最終的にはわたしに責任がある。 だから思いがけずリングに立たされ、サンドバックみたいに連打を浴びることがある。 人生ほど重いパンチはない。 ロッキーの言葉を思い出しつつ、片膝つきそうになるのをなんとか持ちこたえた。 ともかく…

猫の手の思い出

猫の手も借りたいような状況であったので家内も駆り出し作業した。 夕刻6時過ぎようやく完成をみて家内の運転で帰宅した。 高速を走りつつ出た話題が小さいときの子どもたちのこと。 かつては子らと川の字になって寝ていた。 一緒に寝ようと子らが言うから…

人生おみくじの中の運不運

この歳になってつくづく思う。 例えば、誰に雇われるかで幸不幸が決まる。 良き雇い主と出合うのとそうでない雇い主と出合うのと結果は大違いだが、しかし最初に判別などつき難く、知ったときには後の祭りということになる。 人を人とも思わないような人がま…

あの爆裂の再現

夏間近、晴天の日曜。 地元の33期らと昼からBBQの予定であったが、急遽仕事が入ってわたし一人欠席せざるを得なくなった。 彼らの団欒のなかに交じる自分を想像しつつ机に向かい、家内は家内で芦屋にて開催のトルコマルシェに参加し各種ワインや料理など含め…

感動の一場面

待ち合わせは14:20。 早く着いたので夕陽丘の駅をあがったところで仕事のメール返信などをしていた。 そのとき日傘を差す女性が前を通り過ぎた。 見るからに上品な雰囲気で、大阪星光の生徒の母に違いないとわたしは確信した。 と、その女性が振り返ってこち…

未知の幕がまもなく開く

土曜になると通常はほっと一息というところだが今週は延長戦となった。 ちょっと嵩ある仕事が押し寄せやや身を竦めた月初となり、一丸となって迎え撃ちなんとか山場を乗り越えることができたもののいくつかの作業は残った。 今日の業務は、ひと山越えた後の…

出回る前に既に話がついている

甲州ワインを互いのグラスに注いで夕飯。 出だしは切干大根、そこにセロリや人参など各種野菜が入って酢の風味が食欲をかきたてる。 続いてカツオのたたき。 ねぎとにんにくがたっぷり載って、市場で買った新鮮なカツオだからふわふわ、実に美味しい。 アボ…

くつろぎの時間があってこそ

朝、職場に入るときはそれなりに張り詰める。 例えれば毎日試験を受けるようなもの。 今日もうまく答案を仕上げることができるだろうか。 長年同じことを続けているのに、ほんの僅かであるが緊張感を伴う。 そして蓋を開けてみれば今日も全行程を無事終えて…