KORANIKATARU

子らに語る時々日記

気も遠くなるような長蛇の列

いよいよその日がやってきた。 待ちに待った1月19日。 そう、この日、ワールドカップラグビーのチケットが先着順に販売されるのだった。 だからもちろんわたしの予定帳の筆頭にはチケット購入の記載があった。 朝の9時。 慌てて気づいて、わたしはグーグ…

思わぬ再会

先日、息子の時計の電池を替えた。 替えたばかりであったが、念の為、スペアの時計も持たせることにした。 思い返せば、彼が小6になったばかりの春のこと。 商店街の時計屋に連れていき、腕時計を選ばせた。 彼が指差したのは、アルバのスポーツウォッチだ…

33期のワンツーパスで活路が拓く

姜昌勲先生はことあるごとに言う。 ひとりで抱え込まず、まずは何でも相談することが大事。 だから受診の際、わたしは田中新二先生に相談した。 これは狭間研至に聞くのが最適ではないか。 そのような話になったので、それでわたしは狭間研至先生に相談した…

百年や千年もの厚みがあるかのように抱きしめる

仕事を終え天王寺から電車に乗って実家に向かった。 もちろん日本酒も忘れない。 先日、姫路で買った八重垣をこの日は携えた。 夜8時。 夕飯も終わった頃合い、テレビを見て過ごす両親の炬燵に混ざった。 うちは結婚20年目だが、こちらは51年目。 年季が違…

ありふれた日常もなかなかのもの

朝から家内とともに神戸。 昼を前に家内がラーメンを食べたいと言うので南京町に向かった。 家内の口からラーメンという言葉が出るなど珍しいことだった。 午前11時。 通り両側に軒を連ねる店舗がぼちぼち開店し始め、中華街全体に活気が兆した。 まずは子ら…

ホモ・サピエンスの母子物語

午後10時、二人の息子はまだ戻ってこない。下の息子は朝5時に出発し、日中は試合に出場し走り回って夜は塾。上の息子も朝から晩まで飽きもせず塾で過ごす。 丈夫で元気。それが何より。 息子の帰りに合わせ家内は夜食の支度をはじめ、彼らが起き始める時間に…

何が起こっているのかまずは見ようとすること

誰かが感情をハイジャックされたとき、うっかりすればその状態にこちらも感染し、作用に対し反作用、感情を応酬し合うという原始的にもほどがある泥仕合が勃発しかねない。 そんなとき、距離を置けるのであれば、そっとバッターボックスから離れるみたいに感…

たとえ黒でも真白に見える

家内がヨガを終えたのが先で、わたしがジムで走る間に夕飯の買物がとっくに済んでいた。 その荷物を全部引き受け一緒に帰る。 途中、上の息子からリクエストがあったうなぎを買うため名店川繁に寄った。 大ぶりのものを2尾選び、運良く肝もあったので2舟も…

働いたあ、働いたあ

二男が所望し、家内が家族人数分の淡路島バーガーを買ってきた。 が、わたしの分がどこにもない。 見ると二男が笑っている。 わたしの帰宅を前に、ラージサイズ2つを彼がぺろりと平らげていたのだった。 その食べっぷりが微笑ましい。 代わりにマグロの漬け…

たまには女房と待ち合わせ

午後5時過ぎ、梅田地下のケーニヒスクローネの前に立った。 待ち合わせは午後5時半。 時間があるので入り口付近の壁にもたれて文庫本のページを繰る。 時刻はまもなく午後5時半。 しかし待ち人は現れない。 少し経ってからメールが入った。 相方は阪神百…

正しいことだけが楽しい

この歳になると、正しいことだけが楽しいという境地になってくる。 昨日、カネちゃんがそう言った。 なるほど、とわたしは頷いた。 若い時分は腰が座らず目移りし、あっちふらふら、こっちふらふらとなるかもしれない。 が、中年にもなると分別ついて、自身…

男二人、遠く瞬く灯を共有した夜

学園前を訪れたのは何年ぶりのことだろう。 快速電車の乗客の大半がここで降り、その人の流れに従い改札に向かった。 駅を出ると周囲全面に商業ビルが立ち並び、街全体が明るく輝ききらびやかに見えた。 学園前が奈良の芦屋、と言われる所以を実感した瞬間で…

やはりわたしが一足先に

お年寄りに道を聞かれ、知っている場所なので一緒に歩いて案内することにした。 家内からのメールに、それは正しいことだと思う、と返事したとき河内小阪駅に着いた。 一路南へと歩を進める。 商店街を抜けるとあたりはすっかり暗くなり、冷え込みも増すもの…

2019年仕事始めの日の朝

なにはどうあれ休日の懐に抱かれて過ごすことは心地いい。 ふんわりとした肌ざわりの時間に相好崩し、いつまでもこんな風であればと叶わぬ夢を思い描きつつ、しかし予感したとおり、終わりはやってくるのだった。 仕事始めとなったこの日、明け方から神経高…

こんな日がもっとたくさんあってもよかった

イカのアヒージョをからめて軽く炒めたパスタとサラダ。 そこにデザートとして紅まどんなが添えられた。 三ヶ日が過ぎ日常が戻り、家内の食事作りもぼちぼち本格化し始めた。 長男と二男を送り出した後、朝9時にわたしたちも家を出た。 阪神高速を東に向い…