KORANIKATARU

子らに語る時々日記

子には優しく接しよう

商店街で家内と買い物をしていると激しく雨が降り出した。 魚屋のあと鶏肉屋、そして八百屋と渡り歩いて用事は済んだが、雨宿りがてら商店街を行ったり来たりし時間を潰した。 雨脚が弱まったのを見計らい、駐車場に向かった。 途中、駅の真上にあるマンショ…

二万語が陰ることは一切ない

ヨガに勤しむ家内を家に残し、わたしはひとりジムへと向かった。 時間が遅かったせいか仕事帰りの人で混み合っていた。 特にOL風の女性が目立った。 人の動きを見ながらマシンが空くタイミングを推し量り、陣取った際には長く居座り、じっくり筋トレだけして…

声を掛けてもらって幸せMAX

阪急電車に揺られ西宮北口に向かった。 半開きの窓から生暖かな風が吹き込んできて、ただただ暑い。 同じ車両のなか見渡すと、わたし以外にもスーツを着た人が2人いた。 見るからに暑く、ますます暑い。 場所は西宮ガーデンズ4階の魚盛。 時刻は7時を少し…

子の成長譚が心を満たす

月曜の仕事後もジムに連れられた。 たまたま家内のジム友女子が居合わせた。 バーベルをしっかりやった方がいい。 ジム上級者である彼女の言に従い、その監督下、何度も上げ下げすることになり、疲弊した。 胸に続いては腿。 同じく指導という名の監督下、目…

身近なところに意外なお手本

日曜朝、ガタイのいい青年らがジムの中に入ってきた。 どこからどう見てもラガーマン。 そうなれば家内はじっとしていられない。 まるで古くからの知り合いといった感じで家内は彼らに話しかけた。 聞けば案の定、ラグビー選手。 関学の2年生だという。 奇…

ビールの他におそらくワインは2本空く

携帯があることで常に連絡可という状態に置かれる。 情報の行き来を線で結び視覚化すれば、家族間のやりとりが際立って濃くなり、そこがひとつの確たる世界なのだと瞭然とすることだろう。 その昔、家内や息子たちとやりとりすることはなかった。 結婚によっ…

ここまで虫のいいことは考えてもいなかった

夕刻、事務所に戻った直後、雷鳴とともに激しく雨が降り始めた。 外の異変と内の平穏のコントラストが金曜夕刻の安堵感を一層倍加させた。 なんとか無事、お盆休み明けの一週間を乗り切った。 束の間、肩の荷降りるこの解放感がたまらない。 まもなく雨があ…

お腹の中は菌だらけ

明石から三宮を経由し帰宅した。 家内は一足先にジムを済ませ、その余勢を駆って家の大掃除に取り掛かっていた。 わたしはひとり2号線沿いのジムに向かった。 人影はほとんどなかった。 我が物顔でマシンを使い、一時間に渡って筋トレを行った。 このところ…

息子からの連絡は大歓迎

帰宅すると家内が待ち構えていてジムに連れられた。 この日マッサージを受けてきたばかり。 せっかく全身をほぐしてもらったのにパーになる。 そう考え適当に流すつもりが、やり始めると力が入って真面目にこなすことになった。 途中、長男から連絡が入った…

西に東に33期

午後の業務先は家の近所だった。 だから一度自宅に戻った。 そろそろ出かけようとリビングで支度していると家内がジムを終えて帰ってきた。 外は暑い。 わたしから申し出るまでもなく、仕事先までクルマで家内が送ってくれた。 業務を終え、再度家に立ち寄っ…

ときおり風が吹いて日が暮れるのみ

お盆休みが明け、息子に注がれていたエネルギーが一気に家へと向いた。 食洗機に不調があって業者を呼び、洗濯機は買い替えのリサーチが開始され、熱射のもと裏庭と各階のベランダに敷布団が干され、玄関に水を巻きブラッシングし、宅急便のドライバーにはよ…

寂しさにつける薬はない

体調すこぶるよく、食事は美味しく仕事は順調で家庭も円満。 申し分ない日々を送るが、たまに心を吹き抜ける寂しさだけは如何ともし難い。 日曜も朝6時から家内は食事の支度を始めた。 食材の買い込みと仕込みは前日に済ませてあって準備は万端。 いつもど…

お盆を過ぎれば年末まであっという間

朝一番の便でテールが届いた。 このところ毎月のように母が気を利かせてくれる。 テールの他、各種肉もふんだんに入っている。 帰省している長男のためを思ってのことだろう。 家内が早速仕込みを始めた。 お盆だからわたしはこの日実家を訪ねるつもりだった…

神戸で昼から女房と飲んだ

朝は牛丼。 家内は手間を惜しまない。 具材は前夜から仕込みが為されていた。 子らがうまい、うまいと言って完食するのも当然だった。 二男を送り出し、まもなく長男も朝から出かけ、家に夫婦が残された。 さて、何をしようか。 息子が東京に帰る前に美味し…

生駒山上から一路明石へ

二男を送り出した後、長男を乗せ墓参りに赴いた。 途中、スタバで家内が三人分のコーヒーを買い、晴天のお盆初日、車内は朝の良き香りに満ち満ちた。 運転しながら隣に座る長男に誰が墓に眠るのかエピソードを交え語った。 読書家で物静かだった祖父はかなり…