KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2014-01-01から1年間の記事一覧

自殺率の低い町で抽出した5つの自殺予防因子

今朝の朝日新聞にあった「自殺率の低い町」という特集に目が留まる。 和歌山県立医科大の岡先生が、極端に自殺率の低い徳島県旧海部町を訪れ聞いて回って調査した。 「いろんな人がいてもよい、いろんな人がいた方がいい」、「人物本位主義をつらぬく」「ど…

今朝、事故の相手を偶然見かけた。

1信号待ち。松屋から出る人物に目がとまる。知った人だ。見つからないよう目をそらす。あの場面がよみがえる。まさにこの場所、この信号待ちのところから鮮明に記憶が残っている。6月になったばかりの朝の出来事であった。2明け方の交差点、人っ子ひとり…

毒親が知っておくべきことについての考察

1地元駅前のTSUTAYAがリニューアルのためしばらく閉店となり、新たに営業を開始したもののほどなくして今度はとうとう店じまいとなった。ネット配信やDVDの宅配サービスが充実し店舗自体の必要性は薄らいだとは言え、現状では立地のいいTSUTAYAはどこも盛況…

「浜学園シラベテ」これは凄い

テキストのなか分からない問題をiPhoneでパチリとすれば、該当箇所のweb解説が即座配信される。 そんな夢のようなアプリ「浜学園シラベテ」を浜学園が今夏から導入したという。 個別対応の充実という点で百人力といった評価では済まされないほどの画期的なシ…

善き人のいる町

1一昨晩は「とり花」、昨晩は「たくみ」で夕飯を済ませた。ともに甲子園口にある焼鳥屋である。「とり花」は通りかかって偶々訪れた店だが「たくみ」の方はかつては連日のように通った店だった。当時一人飲みするとなればもっぱら「たくみ」であった。大阪…

もう大食いはこれを最後にしよう、ほんとに。

皆に先立ち昼食を頂き、そしていま悔いている。 出先から戻る道すがら軽く巻きずしでも買いそれをランチにするつもりであった。 しかしあいにくその寿司屋が今日は定休日。 町をあてどなく歩き他の客足につられるようにCoCo壱番屋に入って一番目の前にあ…

キラキラ女子力の儚い寿命

1今朝の朝日新聞25面、マートンがいい事言っている。その昔、尼崎のコストコでマートンを見かけた時、ごく普通の振る舞いができる知者であるとお見受けしたが、彼はやはり芯のあるインテリだったのだ。マートンは、尊敬する両親からスポーツも勉強も大切だ…

兵庫県中学生ラグビー大会一回戦完敗(親バカ日記)

19月7日日曜日、仕事場には向かわずに家にとどまる。明け方、周辺をジョギングする。雨上がりで一層濃くなる草木の香を胸深く吸い込みながら朝日で明度増す山の緑を目指し北へ向かう。やはりこの界隈は素晴らしい。ひとしきり走って戻り塾がある二男を駅…

ラグビー県大会初日の朝

1 今日が学祭の本番であり舞台で披露するダンスの準備も万端であるようだが、ジャージに袖通し学校とは正反対、姫路に向かわなければならない。 兵庫県中学生ラグビー秋季大会の初日と学祭が重なった。 楽しみにしていた学祭であったが残念ながら長男は踊っ…

私だって人を悪く思うことがある。

1もともとは友人の姜先生がブログをライブドアで書いていたのでそれが最良の選択であるに違いないと私もライブドアを選択したのであったが、私にとっては不便となる結果となった。3年以上続けて400を超える日記数となった。しかし、いざ過去を振り返ろうに…

いのちをいただく

朝5時の二号線を走っているとたまに前を養殖フグを積んだ輸送トラックが走っている。 トラック背面に描かれた愛嬌あるフグの絵面を寝ぼけ眼で見つめつつ、荷台の暗い水槽のなか、まるで満員電車で揺さぶられるがままとなったようなフグたちの様子を思い浮か…

夏が終わった。

木金と二日続けて大雨の明け方であった。 朝五時ともなれば街の隅々まで光に照らされる夏は終わってしまった。 暗から明への移ろいはますます緩慢となり朝が次第次第薄暗さに侵食されてゆく。 滅入るようなこの季節、家族なしではやりきれない。

中学受験はそりゃますます難化する。

1 飲み会で友人らと集まれば子供の年齢が近いこともあって中学受験の情報交換となる。 いよいよ2学期となり、どこも主要どころの塾は万全の体制整え来たるべき入試の日に備えピッチを上げ始めたようである。 なかでも最大手の横綱浜が今年は灘だけでなく星…

姜昌勲著「大人の発達障害診療マニュアル」を読んだ。

1 第一次世界大戦が起こった原因について精神的な側面からアプローチしたミヒャエル・ハネケの「白いリボン」を見て以来、第一次世界大戦の話になるとなにせ注目してしまうのであるが、国際政治学者の小西克哉氏がラジオで紹介していた話にとても興味が惹か…

北新地おでんの名店に集まっての33期飲み会

昨晩訪れた北新地「かさね」女将の日記である。 女将の職業意識、お店についての哲学、交差する様々な人物について日々書き綴られ、北新地で店構える一女性の視点について多く学ぶことができる。 表紙に掲載された写真より実物はもっとキレイだったのである…

大人の発達障害診療マニュアル

今夜、姜昌勲先生に会うので「大人の発達障害診療マニュアル」について更に理解を深めることができそうだ。 付箋は八箇所。 冷え冷えのビール飲んでプリプリの刺身食べてとろける肉じゃがそれに優しい風味の出汁に芯までつかったおでん食べいつしかお酒は凛…

卒業まで続けた班ノート

先日の夏会、対面に座ったワタルは開口一番「班ノート」について切り出した。 最初の「班ノート」では私と同じグループだったという。 私には全く記憶がない。 ワタルが言った。 オーチャンの文章は感動的だった。特に衣替えの話は忘れられない。 私はすっか…

大阪星光学院33期夏会2014

1 場所は四天王寺のワッシーズ。 数日前から暑さ和らぎ、秋の空気を肌にありありと感じる夕刻6時。 冷えたシャンパンが総勢二十有余名のグラスに注がれ終わったとき、 「薬局が変われば地域医療が変わる」の狭間研至による乾杯の音頭で、2104年大阪星光学…

トンネルの先の光

外食もせず寄り道もせずまっすぐ家に帰り食卓につくという行儀いい一週間であった。 料理つつきながらキッチンカウンター越し家内と話し晩酌の時間を過ごすのも悪くない。 先ほど家内から写メが送られて来た。 来年1月の入試が終わった後、旅先にて家族皆で…

フォーユー薬局朝潮橋店を訪れた。

フォーユー薬局朝潮橋店である。 戦後復興市場を起源とする八幡屋商店街は大阪最西端に位置すること、古き良き大阪的情緒を今なお残すことで有名であるが、その由緒ある商店街に軒を接する場所にある。 往来すれば否応なく目に留まる至便の場所にて今日も地…

やから、になりかかった紳士

雨の中、家路を急ぐ。雨脚がどんどん強くなる。久々に電車を利用すればこうだ。クルマで動けば良かった。トートバックのなかの書類が濡れぬようカラダでかばうようにして歩く。 途中、グリコ森永事件で一躍有名となったファミリーマートに立ち寄る。 ビール…

Pathがもたらす幸福感

土曜日のお昼、家族用SNSとして用いるPathにおいて、CoCo壱番屋で二男とカレー食べる写真を私がアップした同じその瞬間、ららぽーとのButterでパンケーキ食べる長男の写真が家内からアップされた。 Pathを通じ、長男と二男の写真が同時にクロスした感動的な…

出汁のないつけ麺

今日のお昼の差し入れはつけ麺だった。つけ麺の入ったランチボックスを受け取り家内のクルマに手を振った。 ランチボックスには、食後用にということだろう飲むヨーグルトも入っている。カラダを気遣ってくれているのだろう。 作業机のうえ、麺の器を開け、…

狭間研至の「薬局が変われば地域医療が変わる」を読んだ。

1 狭間研至の「薬局が変われば地域医療が変わる」を読んだ。 たいへんに分かりやすい。 以前にも書いたが、狭間研至はプレゼンの名人である。 関西弁トーンの柔らかな語りで、聴衆を引き込みそのまま掴んで離さない。 ひとたび話し出せば、彼は聴衆の頭の中…

たとえどんなにたいへんな一日であったとしても

どれほどくしゃくしゃこてんぱんにされようが大阪人は心のなか、今日はこれくらいにしといたろかと、立ち位置優位で締めくくることができる。 今日私はまさにこのような大阪人メンタルで自らを保持し続け乗り切ったのであるが、何があろうがこれから子を迎え…

夏の終わりに映画を通じ歴史を学ぶ

1 何年も前、家族4人で尾道を訪れたとき、子らが耳を澄ませて言った。 あ、ツクツクボウシだ。 地元西宮ではその鳴き声を耳にすることがないという。 そして子らは一目散に駆け出し、尾道の旅の出だしはセミ取りから始まったのであった。 私自身は蝉の音色…

祈る以外ない

昨日未明起きた広島土砂災害の救出活動の様子がテレビで報じられる。 母親が懸命に子の名を呼ぶ。 見ていて堪え切れないような気持ちとなる。 子に声が届かなくなる。 悲しいといって済むような絶望ではない。 昔見た「ムッシュ・ラザール」という映画のラス…

こころの定年

昨夕仕事後、短パンとハイカラチェックのシャツに着替え親父と飲んだ。帰途、JR神戸線に乗る。列車最後尾にもたれて、ふと乗客を一望する。白のシャツ、黒の肩掛けカバン、紺のズボン、皆が皆同じような格好でうつむき加減でつり革につかまり、合わせ鏡で像…

手を振る代わりに

家内が弁当を届けに来たと言うので、表の通りにまで取りに出た。 弁当を受け取り、クルマを見送る。 信号が変わってクルマが発進し、私は家内に手を振った。 家内は少し笑ってはいたものの私に向け中指立てて、通り過ぎて行った。 「デスパレートな妻たち」…

なかにはやがて悲しき12歳の曲芸師

1 朝、クルマに乗り込むがエンジンがかからず自宅にJAFを呼び予定より一時間遅れで墓参りに向かう。 隣に長男を乗せる。 ちょっとしたドライブ気分である。 昨晩彼が一人ガーデンズで見た映画ゴジラについて話を聞く。 神経参るほどに圧倒的な存在感、ゴジ…