KORANIKATARU

子らに語る時々日記

いまかいまかと最強元気が待ち構えていた

帰宅しソファに寝転がった。

いつか読もうと思って抜き取ってあった新聞記事をひとつひとつ手に持ち、じっくり目を通していく。

不思議なことに仰向けだと内容がよく頭に入ってくる。

 

やはり新聞は欠かせない。

なければ社会のあれこれについて無知のままに留め置かれ、価値評価するための材料すら手にしないことになる。

まもなく朝日新聞の購読更新の時期が訪れる。

今後も続けよう、そう思っていると電話が鳴って目が覚めた。

 

長男からだった。

相変わらず元気に充実した日々を過ごしていて、感心させられる。

彼の活性に見合う都会にやって正解だったとつくづく思う。

 

まもなく午後8時。

じゃあまたと電話を切って、家内を迎えるためクルマで家を出た。

 

二男は木曜日から二泊三日で友人らと有馬で過ごしている。

だから今夜の夕飯は女房と二人でということになる。

週末でもあるしグラスを傾けよう。

そう思って、閉店間際の十一屋でスパークリングなどを仕入れてから西宮北口に向かった。

 

道すがら、思う。

長男も二男もどちらも活気ある学生生活を謳歌している。

その点、どちらかと言えば陰気に過ごしたわたしとは大違いである。

 

社会に出ても元気ハツラツ、旺盛に仕事することだろう。

そして進む道は別になっても、それぞれが存在感を発揮しかつ互いに助け合って高め合うに違いない。

 

そんな未来を思い描き、肩の荷が降りる実感にひたっているとロータリーの端に立つ家内の姿が目に入った。

 

助手席に乗るなり、シートベルトをするより先に家内の二万語が始まった。

息子らの元気が何に由来しているといって、この人物以外にその原因を求めることはできないだろう。

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今週を駆け抜けた昼食たち