先手が肝心。 自覚する前に手を打てば、流れに澱みが生じない。 さして疲労はなかったがハードに仕事したから時間の問題だった。 だから夕刻、業務を切り上げ岩盤浴に向かった。 結構混み合っていて驚いた。 世には火曜が休みという人も多いのだろう。 休憩…
少しでもいい仕事ができるよう、さっさと寝床に入る。 月曜は週の出だしであるから、特にコンディションに気をつける。 夕飯を簡素に済ませお酒も飲まずすぐ横になった。 新聞を読むうち自然とまぶたが重くなり消灯。 次に気づいたときには朝、となるはずだ…
ナビの目的地を大神神社に設定し家を出た。 助手席には家内。 話を聞くうち、いつしかクルマは大和三山の懐に至り、あっと言う間、巨大な鳥居が目の前に迫った。 強さも匂いも日差しは初夏そのもので、少し歩くと汗ばんだ。 いつものとおり、大神神社を先に…
快晴の土曜日、事務所で仕事していると職員が現れた。 不思議なもので一人より二人。 彼も仕事しているのだと思うと、わたしも仕事に身が入った。 この日、家内は料理教室に出かけ仲間と一緒に食事するとのことだったので、「仕事が片付いたらこのあと、どう…
業務の最終地点は吹田だった。 仕事先へと向かう途中、家内に電話を掛けた。 いま京都。 家内はそう言った。 なぜなら、かくかくしかじか。 家内が天満でヨガのレッスンを終えたとき、京都伊勢丹から電話があった。 かねてから念願していた品がお目見えした…
岩盤浴で英気を養っていると、セノーくんからメッセージが届いた。 休憩室で涼みつつ、画面上にてしばし言葉を交わした。 前日、キジくんとシバテンと食事したという。 みな大阪星光の33期。 やはり相変わらず仲がいい。 今度は誘ってと返事した。 そう言え…
たまたま通りかかって、懐かしさにひたった。 当時、長男が年長で二男が年少だった。 ふたり仲良く大阪市内の幼稚園へと手をつないで登園していた。 ちょうどいまと同じ春先の時分、入園したばかりの弟は兄がいたからさぞ心強かっただろう。 昔なじみの通り…
大阪南部にクルマで向かった。 片道で二時間かかるから、移動だけで半日が過ぎる。 昔は頻繁にこんな「遠足」の機会があってそれを楽しんだ。 いまは予定をやりくりし、何とか合間を縫ってという話になる。 電車でなら多少なり仕事ができるが、クルマの場合…
筋を違えたのか痛みがあって診察を受けた。 寄る年波。 糖化と酸化によって老化が進む。 放置すればあちこちがもっと痛くなる。 医師にそう言われれば素直になれる。 早速家内に頼んで、食事内容を変えてもらうことにした。 数年前、糖質制限した際はやがて…
夫婦揃って心が向いたので、昼を前に家を出た。 地元の神社を経由して、宝塚方面にクルマを走らせ清荒神を訪れた。 大安の日曜であったが、参拝者の数はさほどではなかった。 ゆるり諸堂を巡って、丁寧に手を合わせていった。 想うことは夫婦で同じ。 昔は子…
親父と飲む。 そう言うと、家内が差し入れを作ってくれた。 肉は柔らかい方がいいのですき焼き用を焼き、父の好きな太刀魚を焼き、エビを揚げた。 野菜もとれるよう煮物も添えた。 わたしは実家近くの寿司屋に電話しテイクアウトを二盛り頼んだ。 土曜夕刻、…
京都駅の改札前で家内と合流し、人波をかき分け地下鉄の駅へと向かった。 週末であり新年度初日であり桜は満開。 春真っ盛りの京の都は人で溢れていた。 入学式があったからだろう。 まっさらなスーツを着る若者の姿が目立った。 京都は学生の街なのだと改め…
天気と同様。 内面だっていつも快晴とは限らない。 雨は小降りとなったが空は相変わらず分厚い雲に覆われていた。 そんな空模様にシンクロするかのような胸の内を抱え、電車に揺られた。 その間も仕事の連絡が途絶えない。 携帯にせわしなく目を注ぎ、ひとつ…
吹田で業務を終えて夕刻。 家内から連絡があり谷四で待ち合わせた。 5番出口をあがって、そこで合流した。 そこかしこで桜が盛りで、まだ空が明るい。 仕事が片付き、気持ちも華やぐ。 夫婦で谷町筋を北に向き夕飯の店を探しつつ歩いた。 谷町二丁目の交差…
生きていれば不安がつきまとい、夢に潜在的な不安が反映される。 定番とも言える夢が幾つかある。 何が心に大きな影を落としていたのか。 夢を通じて理解が促されることになる。 試験前日の場面など、ヘビロテされる夢の筆頭に挙げられる。 明日が試験なのに…