KORANIKATARU

子らに語る時々日記

これもまた生きた心地

業務を終えたとき時刻は午後八時を過ぎていた。 ジムは休みで武庫川を走るには遅すぎる。 かつ、家内は芦屋の水春に出かけていて留守。 オイルマッサージの予約が取れたとのことで、今頃、名人パクさんの施術を受け夢見心地に違いない。 それに月から水まで…

午後活によりココロとカラダが調和する

よい習慣は暮らしに不可欠で、打者にヒットをかっ飛ばすためのルーティンがあるように、よい習慣によって会心の日々がもたらされる。 仕事を終えて帰宅し、家内とともにジムに向かった。 この日は二人で筋トレに励んだ。 筋肉にたっぷり負荷をかけた後のサウ…

後は時の流れに任せるしかないだろう

流れる曲がペット・ショップ・ボーイズのオールウェイズ・オン・マイ・マインドになったとき、着信があった。 電話を受けると、怒声が響き渡っていた。 電話の主はわたしと話すためではなく、その様子を聞かせるためわたしに向け発信したのだった。 わたしは…

くるくると回っているのはわたしたちの方

宛先を事務所にしていたつもりが、自宅に届いた。 A4コピー紙を6箱、のべ15,000枚をクルマに積んで、その他、事務所に届くはずだったお菓子類3箱も同乗させて家を出た。 月曜日、なんとなく気分がすぐれない。 なぜだろう。 ああ、息子がこの日、東京に…

帰京前日は雨だった

断続的に雨の降る日曜、長男を連れ母の眠る墓を訪れた。 以前なら下町の実家にぶらり寄り、顔を見て声を聞くことができた。 いまは静かに手を合わせ、優しい笑顔と明るい声を思い出すことができるだけである。 雨も手伝ってしんみりと過ごし、胸中とは裏腹、…

原因と結果の法則6

朝六時、起きてすぐ二男が帰京の途についた。 勝ち進んでいればあと数日滞在する予定であったが、負ければもうここに用はないのだった。 玄関で家内がステーキの包みを新聞紙にくるんで息子の荷物の上に差し入れた。 だからポストを探してもその日の新聞が見…

試合の行方はそっちのけ

前夜、飲みすぎた。 だから朝一番で泳ごうと思ってジムに向かったがプールはご老人らで溢れたいへんな混みようだったので引き返し、武庫川を走った。 と、前方から走ってくるのは長男。 彼にとっても武庫川は走り慣れた馴染みのコースであり、帰郷すればここ…

家が煌々と光って見えた

たまに仕事で遅くなる。 この日は午後八時を過ぎての帰宅となった。 駅を降り、歩いて数分。 まもなく家が左手に姿を現した。 リビングのある二階だけでなく一階にも三階にも灯りがともって、見慣れた家が煌々と光って見えた。 この日、長男が帰省した。 前…

ほんの少し頑張ればいいだけのこと

16日が休みの最終日だった。 今年はお盆が土日と重なったため6日間だけの夏季休暇となった。 例年より短かった夏休みの最終日、休みを満喫するのではなく日中は仕事に充て、夕刻はプールで泳ぎ、日常に心身を馴染ませた。 お盆休み中は毎日お酒を飲んでい…

またひとつ思い入れのある地が増えた

滞在二日目は市街地を走った。 朝の空気のなか祭りの非日常感は気配を潜め、そこにあらわになっていたのは街の素顔だった。 そんな素顔に触れて走って胸に生じるのはその地への愛着で、だから旅先においては走らねばならず、それで旅情が増幅される。 徳島城…

わたしという「いま」もいずれそこに行き着く

訃報として伝えられた名は身近な人物であった。 ニュースサイトを確認し、亡くなった際の記事を読むが、どうしてそのようなことが起こったのか全く意味が分からない。 先の五月下旬、前に座って機嫌よくお酒を飲んでいた姿が思い出される。 大阪星光同窓会の…

踊らにゃそんそん

初日、無料と有料の演舞場で阿波踊りに接した。 次の日、寿司屋へと向かう道中、タクシーの運転手は言った。 阿波踊りはこんなものではない。 例年に比べ、参加者数も見物客も大幅に減少している。 かつては至る所で盛り上がり、人がひしめき、身動きも出来…

阿波踊りを見るのが念願だった

朝九時に家を出て徳島に着いたのは正午だった。 まずは徳島ラーメンを食べよう。 家内がそう言うから中華そば「かわい」に向かった。 駐車スペースにクルマ一台分だけ空きがありそこに滑り込んで店の前の列に並んだ。 わたしたちは四番目だったが、ちょうど…

二男にしたのと同じことを長男にもする

前日より一時間早く家を出た。 宝塚インターまでの下道と高速入口の合流地点は混んでいたが、あとはスムーズに走ることができた。 三田プレミアム・アウトレットに朝の九時過ぎに着き、コーヒーを飲み各店舗の営業開始を待った。 まず真っ先にブルックス・ブ…

この日は二男を連れ来週は長男

山の日が夏季休暇の初日という人が大勢いるのだろう。 朝九時過ぎに家を出たが、宝塚インターへと続く道が大渋滞していたので予定を変えた。 下道から混んでいるのだから中国自動車道にクルマがひしめき合っているのは間違いのないことだった。 到着が遅くな…