KORANIKATARU

子らに語る時々日記

自分がアリンコさんだと思えば何であれどうってことない

降ったり止んだりするなかクルマを走らせ空は灰色の分厚い雲に覆われているのに一瞬一重瞼のような裂け目から鋭い眼光みたいな太陽が覗きみえ、宇宙にはそれこそ無数に太陽のような星が存在し、確率的に考えて地球外にも生命体あるのが当り前であるだけでなく、人間より遥か高度に知的な生命も山ほどいるはずで あるという天文学者の話を思い出し、延々とわんこそば盛られるように絶え間なく仕事している我が身がせっせと巣に荷を運ぶアリンコさんみたく思えてきて、 どうってことない、と重たい申請に臨む緊張感が雲散霧消した。