KORANIKATARU

子らに語る時々日記

星光生はまま賢くてその子どもたちもみな賢い

寒さを凌ごうと心斎橋筋のアーケードを通り道に選んだ。

商店街はほぼ中国人観光客で埋め尽くされていた。


その人混みを縫って歩き、ヨーロッパ通りで東に折れた。


店を探しつつ歩いているとマッチャンと出くわした。

二人で行ったり来たりしてようやく店を見つけることができた。


エレベーターを4階で降り店の引き戸を開けると座敷に座るタニグチの姿が見えた。


やあやあ。

まもなく今夜の主催者であるスキイチが姿を現した。


これで勢揃い。

わたしにとっては二年ぶりの再会だった。


中1からの仲である。

わたし以外、全員医者であるから社会的な立場は月とスッポンだが気遣い不要で混ざって過ごして実に居心地がいい。


なんとも居心地のいいメンバーだから同じく33期のオモテ君も彼らに溶け込みキャンプ仲間に加わるようになったのだろう。


そして皆の子どもたちの近況を聞いて、感心しつつスッポンは月たちを見上げてつくづく思うのだった。

星光生はみな賢く、その子どもたちもめっぽう賢い。


帰りはタニグチと電車を使った。

次回はウメキタの富ゆきを貸し切って集まろう。


友だちが人生を彩る。

そうした実感が年々強くなっていく。

2025年1月29日夜 心斎橋 なにわフレンチ びぎん