KORANIKATARU

子らに語る時々日記

割れ物注意の但書など無用

先日泊まりに来た男衆はいずれもスポーツマン。

昼にラーメンをすすって3時のおやつに淡路バーガーにかぶりつき、夕方に出前の寿司をつまんで、家内手製のローストビーフを絶賛し、夜中、映画観賞しつつ男三人でピザを分け合った。

 

観る映画はアマゾン・プライムで放映される『ペットセメタリー』と『ビジット』。

ともにホラーの名作である。

 

大の男が肩寄せ合って慄く姿がとても可愛く、そのあと川の字になって寝入る姿も微笑ましい。

若者らしい荒削りさが若いからこそ印象良く、身なりは無骨でほどよくダサい。

 

これぞ好男子という彼らの背後には親がいる。

確かな子育てを行った彼らの親は揃いも揃って質実剛健。

チャラチャラ浮かれてはしゃぐ与太者など一人もいない。

だから親同士、相通ずるものを感じて子らと同様、交流できた。

 

知力も体力も突出し、ハキハキしていて礼儀正しく品もある。

そんな骨太かつ陽性の男子らが家に出入りし、おかげで良い「気」が家にたっぷり満ちた。

 

小声でメソメソ、ふとした拍子に涙目になるような陰気や弱気のかけらもない。

割れ物注意の但書など無用。

どんと当たってびくともしないから接して楽しく心地いい。

 

彼らが今後、どんな男っぷりを見せてくれるのか。

先の先のことがますます待ち遠しい。

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2021年3月16日 夜 立花正宗屋

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