2012-01-01から1年間の記事一覧
今夏、お盆のひとときに思いついた。 事務所から甲子園口の自宅まで12.3km。 これを、走って帰る。 もちろん、荷物を背負っての完走はまだまだ困難だが、それはおいおい目指すとして、当面はジョグ&パワーウォーキングを心掛けてみる。 それだけでも相当な…
私などちっぽけな立場であり、活動領域はもっぱら市井のフィールドだ。 だから既に功成り名遂げたような大企業を訪れることは皆無である。 しかし、一度、5,6年前だろうか、液晶で有名な大会社を訪れたことがあった。 付き添いである。 新規事業の相談に…
先日の山口出張ではレンタカーで役所を回ったが、借りたクルマの走りが悪い。 アクセル踏んでもなかなか加速していかない。 まるでサイドブレーキでもひいたまま走っているようだ。 普段乗るクルマとは大違いである。 思うようにスピードが出ないので、いろ…
公園の北側にクルマを停める。 公園を南へ渡り、子が我が家の玄関へ向かい忘れ物を取りに行く。 そのとき、隣家のシャッターが静かに上がり始める。 宇宙船のデッキがひらくみたいに後光差すなか、巨大漆黒のベンツとBMWが東西両横綱が偉容たっぷり居並ぶみ…
男は寡黙であるべきだが、しかしうんともすんとも言わないと、鉱物や岩石といった無機物質に対するように一部の物好きを除いて誰にも相手にされなくなる。 だから何かにつけ一家言くらいはあった方がいいし、それを発するツールも強弱使い分ける程度、備え持…
野田のなか卯は超満員。 堀内煙火店の花火職人が鈴なりで飯をかき込んでいる。 食べた者からバスに乗るよう指示がある。 長野からの遠征で真隣の東横インに宿泊しているのだろう。 今夜、淀川花火。 50万人の見物客を魅了する花火の仕掛人たちである。 危険…
明け方、がら空きの2号線を通り事務所へ向かう。 車線上の電光掲示に8月4日淀川花火とある。 私にとっては、群衆襲来の不吉な予言みたいなものだ。 明日の土曜はここらの行き来に最大限の注意が必要だ。 大混雑に巻き込まれるとにっちもさっちもいかなくな…
夜明け前になると気温も幾分下がり涼しい風が入ってくる。 カーテンまで開け放ち夜風にまどろむ。 空が白み始めるとあちこちで鳥が鳴き始め、そして、セミの一群がそれに続く。 風に続き音そして朝の光が北側窓一面を覆い尽くす。 横に長男が寝ていて、枕元…
テレビをつければオリンピックばかりである。 ロンドンに興味あってもオリンピックの競技自体にはあまり関心がない。 市内見物がてらマラソンだけは、ながら見するかもしれないが。 ニュースの時間帯だけはテレビをつけることもあったが、このところはずっと…
昼日中、屋外は相も変わらず太陽がギンギラ、容赦なく陽射し照りつけ命縮むほどの猛暑である。 夏真っ盛りにもほどがある、道を歩けば秋が恋しくなる。 秋の夕刻、早い日暮れとともに澄んだ風が次第にひんやりとし、明日はもう一枚重ね着しようと身をすくめ…
小6と言えばそろそろ思春期で、まだ子ザル風情残る男子と比べ、女子はこれが小学生かと驚くような早熟さを顕わにし始める。 塾の駐輪場では、女子から男子へ愛の告白が為され、その場面に出くわし、告白の対象となることのない子ザルたちは、キャッキャキャ…
訳あって今日は自宅勤務のため8ヶ月ぶりに二男を芦屋ラグビーの練習に送って行った。 甲子園口から芦屋総合公園までの道のり。 何度目にしても阪神間の街並はいいものである。 休日の少しゆったりした時間帯にひと際よく映える。 最近はほとんどの時間を大…
昨年10月にあった大阪の高校生の自殺が新聞に報じられている。 いわれのない借用書を書かされその返済を執拗に要求されたことが原因だという。 日本は世界6位の自殺大国だというが、自殺率を見れば、10万人あたり24人。 把握しやすい規模に換算すれば、10…
昨晩の夕飯は阿倍野で牡蠣の名店やまと。 阿倍野田中内科クリニックの田中院長と会計士の章夫におごってもらった。 繁忙の7月終盤、束の間の休息。 何やかやの話のなかで、ブログが面白いのでもっと書けばいいという話になった。 テクニカルターム混じりの…
ぐっすり眠った。 朝一番、ホームに吹く風が気持いい。 暑さはまだ鳴りを潜めている。 ホームにはお坊ちゃんお嬢ちゃん連れの4人家族。 長期の夏期休暇なのだろう。 祖母がホームまで見送りにきている。 あと5分で始発電車が来る。 その家族の様子を見つつ…
あまりにも自殺がありふれた事柄となっているので、今日は結婚記念日だが考え込んでしまう。 八方塞がりな心境となり、誰も彼もが恨めしく、なんとはなしに浮かんでいた自殺願望が、あるときぐっと形になり、自らを標的として勢いに乗じてやり遂げてしまう。…
野田のこんぴらうどんは安くてうまい。 うどんとおにぎりで丁度腹八分目だから分量もお誂え向きだ。 天ぷらうどんをすすって事務所へ戻る。 うなぎの名店川繁にはすでに10人超の列ができている。 気温はぐんぐんうなぎ登り。 脳天吹き飛ぶほどの暑さである…
衛星都市の選挙において、候補者の中身がどうの、町の活性化といった争点がどうの、そんなことは勝負に関係がない。 票取り合戦で、鉄板の組織票をどれだけガチで固めるかが唯一のポイントだ。 パッと出の新人の出る幕など無いに等しい。 せめて時間があれば…
選挙というのは、属人的な能力の優劣を競うものではない。地域特性が色濃く影響し、要は、何であっても票を多く取ったものが勝つ。地元に根を下ろし、刷り込みのようにポスターが長期にわたり各地あまねく貼られている現職のアドバンテージは強大だ。現場で…
河内長野市長選の投開票が控える前日の七夕、二男と河内長野へ向かった。 千代田駅にクルマを停め、候補者ポスターの掲示板を目にした瞬間、二男は島田智明を指さし、こっちが勝つやろと即座断定した。 正解だよと後ろから声をかけた。 利発聡明な子であり、…
鳥肌がたちザワザワ胸騒ぎするような忙しさは続き、真正面から波を受けると木っ端みじんとなるので、ちょっと他人事のように、つまり、ワンピースの裾をあげ、波に足つけキャーと逃げるアイドルのように、浸かっては背走するという攻守を繰り返す。 昨日、4…
土俵際にまで追い込まれるような心境になる夜、ベッドに入るも眠れない。 無音の大風雨とともに、数々の仕事の断片が凶器のように強く降り注いでくる。 半身起こし沈思する。 内面では地が割れ空裂け突如嵩を増した仕事量が押し寄せる、ムンクの叫びみたいに…
躍進目覚ましい若手社長と子どもの進路の話になった。 お坊ちゃん学校へ通わせるのが最強の選択肢ではないですか。 御曹司どころが集まる学校に入れましょうよ。 社長が続ける。 そこに入れば、運がなければ出合えないようなコネクションに引っ掛かる確率が…
ずっとそうであったように、これからもそうであるように、今月も月末にかけて繁忙を極める。 目まぐるしいほどの日々に慣れ、業務効率も遥か昔の駆け出しの頃に比べて飛躍的に向上しているけれど、その分、仕事が増えるので、食べ過ぎで胃袋がどんどん膨らむ…
知人が市長選挙に出るので、興味あって現職がどんな風なのかネットで調べてみたものの、その情報発信の少なさ、薄さに唖然とした。 ご体裁程度の行動記録みたいなものがHPにあるのだが、それじゃあんまり、小学生の日記ではあるまいしという、何ともいたたま…
夏至が近づき、朝の4時過ぎには空が白み、涼風に木々が揺れる。眼前の公園は光溢れる予兆に活気づくかのようだ。 無敵の夏がもう間もなくやってくる。 昨日、まだ明るいうちに帰宅し、家内が明石で買い込んだ魚介類に舌鼓打ちながら、クロッシングという映…
中高の同級生が、ある自治体の首長選挙に出馬する。 現職が吹き飛ぶほどの華麗な経歴、ずば抜けた知性の人物である。 出馬の報に触れ、仲間うち一気縦横に支援の輪が広がる。 今を遡ること20年以上前、ちんちくりんの少年であった我々も、40歳を過ぎて、まあ…
家は女性の居場所である。 男にとって仕事が肝心要のフィールドであるのと同じくらい、女性にとっては家こそが人生の実感がリアルに伴う最重要の場所となる。 だから、男がのこのこ家にいるなんて、虎のなわばりを踏み荒らすみたいな暴挙となる。 トラブルの…
ロイヤルホテルに到着した。30分はお待たせしたであろうか。 喫茶ラウンジで待つ経営者の姿を見つけ、素早く斜め後方に近づき、遅刻を詫びる。 言い訳はしない。 時間に厳しい方である。 蛇に睨まれたカエルのように身を固くし、反応を待つ。 悪意のある遅…
アメリカ村は御堂筋を挟んで心斎橋の西側に広がる。 ミナミ自体既に独特の雰囲気だが、アメリカ村はさらに独自色が濃厚だ。 通りに立つ外国人、昼間から往来にしゃがむヤンキー女子、全身壁画みたいなタトゥーが目を射る青少年。 普段接しないカテゴリーに属…