転地療養には効果がある。
夫婦であちこち動いてそう実感する。
何か不調がある訳ではなく体調よく、日常を通じストレスに苛まれるといったこともない。
夫婦揃ってすこぶる快調と言えるがあちこち動くと気分がよくなり調子の良さに拍車がかかる。
だから無意識のうち、ちょっとした転地療養を求めて行き当たりばったりあちこち旅するということになるのだろう。
旅番組で紹介されるような行き先はそのうちほぼ大半を行き尽くした、近いうちにそうなるのではないだろうか。
行きの道中、わたしがそう言うと家内は頷いた。
だんだんそうなってきている。
ここにも行った、あそこにも行った。
テレビを見ると最近そう思うことが多い。
土曜日の朝、ぽつりぽつりと業務が生じ、旅の途上であってもわたしはきちんと対応し、その隣りで家内は美味しそうな店を探索し予約して、泳ぐ時間帯を決めていった。
旅先で美味しいものを求めプールがあれば一緒に泳ぐ。
転地療養が効果抜群になる訳である。
そしてこうして頻繁にあちこち出かけて旅が日常化すると気がつく。
生きることそのものが行き当たりばったりの旅であり、そこに目的があるとすれば魂磨き。
毎日毎日、明日がやってくるみたいに次の行き先がどんどん生まれ学びの機会が増え、学びが深まっていく。
さあ今回は広島。
夫婦二人でどんな充実の時間を過ごすことになるのだろう。
はじまり、はじまり。