お茶だけのつもりで朝のビュッフェに立ち寄った。
うっかり手を出したおにぎりが美味しくて、わたしも家内も持ち寄って余った分は持ち帰り、結局これでお昼は不要になった。
朝食後、3階のプールへと移動して、子どもたちが端で遊泳するのを横目に夫婦それぞれレーンを独占して泳ぎに泳いだ。
ガウンを羽織ってそこから今度は6階のスパへと向かった。
約2時間、サウナでゆっくり過ごし、心底思った。
なんて素晴らしい日曜なのだろう。
すっかり整って時刻は午後2時。
ホテルをチェックアウトし、京都マラソンの交通規制をかいくぐり「鍛金工房 WESTSIDE33」を目指した。
わたしからすれば単なる鍋を家内は矯めつ眇めつし時間をかけて選ぶこと30分。
2つ選んでお代を払い、単なる鍋なのにとわたしはその値を矯めつ眇めつしてしまった。
これで用事が済んであとは帰るだけとなった。
午後3時過ぎ、帰途の名神高速はガラ空きであっと言う間に自宅に着いた。
そして思うのは毎回同じ。
なんて素晴らしい家なのだろう。
このようにちょっとアクセントをつけることで、とても新鮮な気持ちで日常へと舞い戻ることができる。
ああ、素晴らしい。
生きているだけでしみじみ思う、その実感を取り戻すため毎回夫婦で出かけているようなものである。