縁をたどった二日月の夕暮れ

セッションの開始は朝9時半。

それに間に合うよう、朝一番でジムへと向かった。

 

金曜夜のボディ・パンプとボディ・アタックの疲れはあったが、どちらかと言えば心地よい余韻といった類のものであり、カラダはまだまだ鍛錬を欲していた。

 

この日は45分ずつのボディ・パンプとボディ・コンバットを立て続けに受けた。

さすがに疲労困憊し虚脱したようになったが、心は充足感に満たされた。

 

世に運動ほど気持ちのいいものはない。

そんな確信がまたひとつ強まった。

 

帰り道、息子に料理を送るといって家内がクルマをパル西宮へと向けた。

こうした買い物に同行するのは久しぶりのことだった。

カートを押して家内に付き従った。

 

買うのはほとんどが肉だった。

お代にして2万円を超えた。

これで今日は控え目な方だと家内は笑った。

 

買い物はたいへんである。

クルマに荷物を積んで、リビングに運び上げるだけでも骨が折れる。

そんな手間を惜しまず、息子のために尽くす家内のパッションに改めて感心させられた。

 

帰宅後わたしは疲れ果ててすぐに横になったが、家内はキッチンに立ち料理の仕込みに余念がなかった。

今日、3つ目のセッションと言え、名づけるならボディ・クックとでもなるだろう。

 

そして夕刻。

先日は前を通り過ぎるだけで引き返した実家訪問を再び試みることにした。

 

何の連絡もせず八尾の実家を訪れた。

幸いにも先客はおらず、今回は中へ上がることができた。

玄関をくぐるのは実に3年ぶりのことだった。

改まった感じはなく和やかな雰囲気のなか、わたしたちは近況を語り始めた。

 

昨年、結婚25周年を迎え、新婚旅行と同じ地を夫婦で再訪した。

息子たちも頑張っている。

長男は人事考課で最高評価を受け3年目までの社員の中でトップであり、二男はたった4人しかない枠に選抜され、ファイナンス職として丸の内で働くことになった。

 

家では廊下を挟んで向かい合った部屋で過ごしていた兄弟が、皇居を眼前に望む隣り合うほど至近な場所で働くことになる。

縁の不思議を感じずにはいられない。

 

そんな感慨も付け加え、おかげさまで順風に恵まれている暮らしについて感謝の気持ちを伝えた。

 

「二人の息子が海外勤務となるタイミングで、立て続けに結婚といった話が出ると思います、そのときはよろしくお願いします」との言葉を添え、和やかな雰囲気が引き続くなか高齢の両親の負担とならぬよう早めに辞した。

 

帰途、八尾の街を染める夕焼けが美しく、やがて眼前に、西の地平へと進む二日月がうっすらと見えた。

2025年7月26日朝 なにわの弁当

2025年7月26日昼 ジム活後に肉

2025年7月26日夕刻 八尾へ

2025年7月26日夜 西宮 焼き鳥わびさび