KORANIKATARU

子らに語る時々日記

ありふれた日常もなかなかのもの

朝から家内とともに神戸。

昼を前に家内がラーメンを食べたいと言うので南京町に向かった。

家内の口からラーメンという言葉が出るなど珍しいことだった。

 

午前11時。

通り両側に軒を連ねる店舗がぼちぼち開店し始め、中華街全体に活気が兆した。

 

まずは子らのおみやげとして老祥記の豚まんを20個買い求め、その足で皇蘭本店に移動しわたしは担々麺と餃子、家内はワンタン麺を注文した。

カウンター席に並んで座って夫婦でラーメンを食べるなどなかなか乙なものである。

 

半分ほど食べ家内がワンタン麺の残りをわたしにくれた。

わたしは大盛りを食べたも同然となった。

 

小雨がぱらつきそうな天気であったので中華街から元町の商店街に向かい風月堂に寄った。

まさしく神戸といった瀟洒な雰囲気のなか夫婦で向き合ってコーヒーを飲む。

単にお茶しただけであったがこれまた乙な時間となった。

 

昼を過ぎ一路大阪に戻り別行動し、夕刻過ぎに待ち合わせて帰宅した。

途中、千葉県産の新豆の落花生やイチゴなど果物、それに赤ワインを買い、子らのタンパク源としてこの日は鶏肉を数種選んだ。

 

重い荷を提げやっと家に到着するが、すぐには夕飯とならず、子らの部屋の掃除を家内が始め、わたしも手伝うことになった。

 

ルンバを走らせ、さらに拭き掃除をし、寝具を整えた。

子らにとって楽しみは、食べることと寝ること。

だから寝床の手入れは疎かにできない。

家内はそう言う。

 

シーツと枕カバーを換え、羽毛布団のカバーも起毛の暖かなものにつけ換えた。

慣れぬわたしは手伝うだけでも難渋したが、作業し終えて部屋を見渡せば、見違えて爽快。

子らが喜びベッドに飛び込む様が目に浮かんで、疲れなど吹き飛んだ。

 

そしてようやく夫婦で乾杯。

一仕事終えた後、夫婦でワイングラス傾けるのもこれまたなかなか乙なものであった。

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2019年1月15日 神戸