KORANIKATARU

子らに語る時々日記

何の変哲もない夕飯の光景

夕食前、腹筋とスクワットを家内に課された。

今後、食前の儀式となるらしい。

 

さあ、あと10回。

家内の声に従うが、その掛け声はこのあと数度も繰り返された。

 

ひと汗かいて、ようやく食卓についた。

ワイルドターキーで作ったハイボールを飲んで夕飯の仕上がりを待つ。

 

トップバッターは、イカを辛味で味付けした野菜たっぷりのイカフェ。

かなり美味しい。

 

続いて、カツオのたたき。

みょうがが添えられ旬の肉厚の新鮮さを際立たせた。

 

食事をしながらテレビのチャンネルをあちこち変える。

が、どこにも定まらない。

それをみて家内が言った。

 

テレビがまったく面白くない。

見るとすれば「サラメシ」くらい。

他の番組は、つけているだけで頭が痛くなる。

だから台所に立つときは、iPadで何か流しながら用事する。

 

それを聞いて、台所のテレビにもAmazon Fire TV Stickを設置すればいい、とわたしは言った。

その場でAmazonの画面を開いてみると定価で在庫があった。

 

一時期、在庫が払拭していた。

定価の2倍から3倍の値で売られていたが、緊急事態宣言が終わって落ち着いたのかもしれない。

 

家内の確認を得てその場で注文した。

家内は大いに喜んだ。

これで台所でもリモコンひとつでネット配信される数々の番組を楽しめるようになる。

つまりテレビが面白く生まれ変わる。

 

三品目は、生しらす。

濃厚で実に美味しいが、画竜点睛を欠くとの感が拭えない。

それでわたしはご飯を請い求めたが、その請願はハネられた。

 

せっかく腹筋したのに勿体無いと家内は言うが、腹筋したからこそのご飯だろう。

まるで麺のないチャーシュー麺。

そんなラーメンを一体誰が食べるのだ、と思いつつわたしはシラスの旨味を黙って噛み締めた。

 

そして、四品目が生ハムいちじく。

パンチェッタのコクある塩気といちじくのふんわりした甘みが絶妙にマッチしこれまた声が出るほど美味しく、お酒が進んだ。

 

今夜もまた素晴らしい料理をありがとう。

家内に賛辞を送っていると、二男が帰宅した。

 

学校があると話題が豊富。

数学の宮本先生が分かりやすくて面白いという話で盛り上がり、学校があると余計に腹が減るのだろう、息子が夜食を所望した。

 

もちろん息子には生シラス丼、ご飯は大盛り。

そこに卵が投下され、カツオとイカが添えられた。

 

食い入るようにそれを眺めるわたしを見かねたのだろう。

家内がおまけしてくれた。

この夜の納豆は殊のほか美味に感じられた。 

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2020年6月15日朝 釜玉うどん,サラダと唐揚げ

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2020年6月15日 息子の弁当

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2020年6月15日 阪急うめだ マイセンカフェ

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2020年6月15日夕飯 イカフェ,高知カツオたたき,淡路生しらす,いちじく生ハムと紫蘇ジュース

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昔の6月15日 2012年 明石 チーロ

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昔の6月15日 2017年 西心斎橋ゆうの

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昔の6月15日 2015年 阿倍野松崎町